こんにちは、リブラです。
占星術を生業としているくせに、星のお話しをするのがずいぶん
久しぶりになってしまいました。
今度のインタビューのゲストはサターン(土星)さんですからね。
「ビジネスゲーム」の虜の観念を持ったままだと、サターンさん
からの深い学びはスルーして、厳しい試練にばかり注目が行き
そうだったので、「ビジネスゲーム」の幻想に気づいていただく
ための下準備だったのですよ。シャインフェルド氏の本は。
「それではお待ちかねの(?)サターン(土星)さん、
ようこそ、リブラの図書館へ」
サターン「わたしは無駄な時間を待つのは嫌いだが、ちゃんと準備を整えてくれたのならば許そう。
そういう努力は評価する。
わたしは時の神クロノスと呼ばれることもあるくらいだ。
時間を有効に使う意思のあるものにだけ、意味ある現実を与えてやるのだ」
リブラ「ううっ、なんだか漬け物石に押しつぶされるようなプレッシャーを感じるのですが、これはサターンさんのパワーのせいですか?」
サターン「アセンダント(本人のハウスの始点)間近に土星を乗せたホロスコープの持ち主のリブラさんなら、キャラそのものが土星キャラ(生真面目、現実主義者)だからわたしがいるからって重圧にはならないだろうに」
リブラ「はい、今のわたしはさほどプレッシャーは感じていませんが、この2次元上のスペースでサターンさんがいる臨場感を出すために演出してみました。
だけどわたしだってサターンリターン(土星回帰)を過ぎるまでは、あなたのプレッシャーに苦しんでいたのですよ」
サターン「サターン・リターンを通過して、実際に何がどう変わったのかね?わたしの影響で」
リブラ「あなたがわたしのアセンダントの土星を通過した2年半の間で、わたしは人間不信に陥って自分を含めてだれも信じられなくなりました。
わたしの場合「1室(本人のハウス)」の土星のサターン・リターンだったので、『自己信頼』への通過儀礼的試練期でした。
自分以外のだれも信じられなくなったのは、「自分の選択」が信じられないのが原因だったのですが、そこに気づくまで2年半も苦しんで孤独な状態にホッとしているような時期でした」
サターン「そして自分自身という最も近くて遠い存在との信頼構築にとりかかった、ということか」
リブラ「その通りです。サターン・リターンが用意してくれた人間不信の孤独の中だからこそ、自分の副人格のすべてと仲直りして、信頼関係が築けたのです。
自分自身を味方につけたら、『怖れ』から解放されることを知りました」
サターン「自分以外の誰かから責められるよりも、自分自身を敵に回すことが何よりも恐ろしいことに、その期間で気づいたのだね?」
リブラ「はい。当然ですけれど、わたしはわたしから分離できません。
その自分を敵に回すことは、24時間油断できないということです。
だから、徹底的にどんなダメな自分に対しても自分だけはたったひとりの味方であり続けようと努力しました。
自分を知るために時間とエネルギーを注ぎ、良い資質を見つけるとそれ磨き、苦手なものを見つけてもけしてダメ出しをせず、その原因となっているものを探り当てました。
そうしているうちに、自分が大好きになっていきました。
どうしてこんな簡単だけど大切なことに気づかなかったのだろう?と、自分自身を信頼できるようになってから思いました」
サターン「今は、楽チンだろう。サターン・リターンのおかげで」
リブラ「『自信』という一生もののプレゼントが、サターン・リターンの置き土産です。
てんびん座木星滞在中だから大きな声で言えませんが、わたしはジュピターの幸運よりもサターンの置き土産の方が実用価値が高いと思っています」
サターン「わたしの価値を評価してくれてうれしいよ。
実際、この時間・空間の制限のある物質世界で、最もダイレクトに作用するのがわたしのパワーだ。
わたしは苦しみを与えているのではない。本人が『現実』だと信じている世界を与えているだけだ。
多くの人間は『苦しみの後に幸せがやって来る』という観念を信じている。
『楽して幸せを手に入れたい』と思っても『苦労したら幸せが手に入る』を信じているかぎり、『苦しみ』の現実を伴う『幸せ』が現実化するのだ」
リブラ「『観念』ができるしくみとサターンさんとの関係について、次回ゆっくりとお話を聞きたいと思います」
サターン「そのしくみを理解すれば、わたしが具現化の神に見えてくるだろう。
次回を楽しみにするがよい。わたしも試練の神を返上だな」
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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、
キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。