ビジネスゲームから自由になる法/ロバート・シャインフェルド
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こんにちは、リブラです。

今回第4章「『奇跡』はどのように起きるのか?」の解説をします。


「人間ゲーム」の第1段階(ビジネスゲーム)には2つの目的があると

著者は言っています。


1.この世界(あなたの「完全没頭型映画」の経験)が現実であると

あなたに信じ込ませること。



2.その幻想の中で、あなたの本来の姿と正反対の―弱く、影響を

受けやすく、外的な要因に翻弄されやすい―自己像を、あなた自身

に信じ込ませこと。


この2つの目的が果たされることを著者は「第1段階の奇跡」の達成

と呼んでいます。


もう、とっくに第2段階を制覇した著者の視点で語られているので

者のイメージする「奇跡」とここで言う意味合いは違います。


この「第1段階の奇跡」は、「無限の存在である」本来のわたしたち

が、自分のことを弱く、影響を受けやすく、外的な要因に翻弄されや

すい存在だと信じ込んでしまうのを「奇跡」と呼んでいるのです。


そのくらいこの世界、わたしたちが現実と呼んでいる次元の世界

よくできた「完全没頭型映画」なのです。


生まれたときから「本来の自己」とは正反対の弱く、影響を受けや

すく、外的な要因に翻弄されやすい―自己像信じ込んだ第1段階

のわたしたちにとってみれば、「ビジネスゲーム」から努力なしで自由

になれることが「奇跡」のように感じるかもしれません。


でもわたしたちが「奇跡」と呼んでいる方がわたしたちの本来の姿で、

「現実」と信じ込んでいる制限の世界が「思い込み」だとわかると、

無限の存在」としての「人間ゲーム」が開始されるしくみなのです。


著者の祖父の成功のプロセスがこの章で「奇跡」の例として挙げられ

ています。


著者の祖父ー世界最大手の派遣サービス企業の創始者アーロン・

シャインフェルドは最初は弁護士として働き「ビジネスゲーム」を邁進

して株式投資に夢中になり、株の大暴落で始まった世界的な大恐慌

の最中、多額の負債を負うことになりました。


多くの人は破産を申し立てましたが、著者の祖父はそうしませんでし

た。

借金に利息までつけて返済する決断をしそうです。

そのため大恐慌の最中貧しい生活に耐えることになりましたが、最終

的には借金と利息を返済しただけでなく、巨額の富を築くシステムを

作り上げ「ビジネスゲーム」を脱出しました。


弁護士として成功し株式投資に手を出し、世界恐慌最中多額の借金

を負うことになるまでが、「ビジネスゲーム」に翻弄される第1段階。

「ビジネスゲーム」では、苦労して稼いだお金が一瞬で紙切れに化け

てしまうこともあります。

冷めた目で見れば、こちらの方が幻想か魔法のようですね。


「借金に利息までつけて返済する決断をした」ところからが第2段階

になるのでしょう。

「ビジネスゲーム」の世界では、お金を獲得することに価値がありま

すが、お金を失うことには価値はありません。

それなのにアーロン・シャインフェルド氏は破産申請して楽になる方

選ばず、借金を完済する方を選んだのです。


「ビジネスゲーム」の損得勘定に我を忘れて翻弄されていたなら、こん

な選択はしないでしょう。

この余裕の選択は、「本来の自己」=「無限の存在」である自分に賭け

てみたくなった証だと思います。


外の世界の価値観に振り回されず、自身の価値観によって人生の選

を始めると、ビジネスゲーム」は制限の幻想を植え付けるゲーム

に過ぎないことが明確になってきます。


第2段階では第1段階の真逆をやるだけで、「奇跡」が起きるのです。

そう考えると第1段階の苦しい経験は第2段階でやるべきことのヒント

にさえなっていますね。


第1段階では外の世界の価値観に自分を合わせて制限をかけ、「本

来の自己」に背を向けることをしてきましたが、第2段階では外の世界

の価値観に背を向けて「本来の自己」を制限する覆いを取り去り、価

値を見出して行くのです。


「本来の自己」=「無限の存在」ですから、制限の覆いを取り去るだけ

で「奇跡」が起きます。


制限の覆い(無力感・自己否定)は「本来の自己」の価値を信じれば剥

がれ行きます。


第2段階の世界ではバシャールが言っていた「猫が猫であるとき1番

スクが少ない」という言葉が活きてきます。


「人間ゲーム」では「本来の自己」を思い出し解放するにつれ、「奇跡」

は日常化し、恐れるリスクはなくなります。


ほんとうは「自分は無力だ、ダメなんだ」と思うとき、1番リスキーなの

です。

無力感や自己否定を感じる現実を引き寄せてしまうのですから。


自分はスーパーコンピューターを超える大脳をもつ「無限の可能性の

存在なんだ」と思うだけで、あなたの60兆個の細胞たちはイキイキと

して、人間の尊厳を眩しいほど輝かせ不可能を可能にしてくれます。


どちらを選ぶかはあなたの自由選択です。


次回もこの続き第5章「ビジネスゲームを最新科学で読み解く」を

解説します。


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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。