- ビジネスゲームから自由になる法/ロバート・シャインフェルド
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こんにちは、リブラです。
今回も第２章の解説を続けます。
第２章「大いなる真実に目覚める」では、
１．自分は何か？
２．自分はなぜここにいるのか？
３．自分の目的は何か？
を自らに問うことこそ「ビジネスゲーム」からの脱出のカギだと著者
は言っていました。
そしてこの第２章の終わりには、「ビジネスゲーム」からの脱出には
２段階の「段階」があると言います。
第１段階
「本来のあなた」を隠すためのプログラミング（刷り込み）が知らず
知らずのうちに「ビジネスゲーム」を魅力的な目的のように見せかけ、
その世界での競技にエネルギーを奪われる状態を経験します。
制限や限界を感じるようになり、「ビジネスゲーム」での幸せに疑問
を抱き始めます。
第２段階
「ビジネスゲーム」での敗北感はあなたを第２段階のステージに行く
ことを促します。
「自分は不完全だ」「何かが欠けている（何が欠けているのかわから
ない）」という感覚を強く抱くようになります。
そして、その答えと人生における高い目的を探し始めるのです。
その時点では、ほんとうの自分の姿や豊かさ、「真の喜び」を完全に
理解しているわけではありません。
しかし「真実」の直接体験を求めていることに変わりありません。
（この本で）第１段階で隠されていたあなたの力・知恵・豊かさと
「真の喜び」を取り戻す手助けを始めます。
ひとたび「本来のあなた」の力と知恵・豊かさと「真の喜び」を取り戻
せば、あなたは（ビジネスゲームを脱出して）「人間ゲーム」を何の
制限も限界もなくプレーすることができるようになります。
＜第２章「大いなる真実に目覚める」より＞
「ビジネスゲーム」での敗北感は第２段階のスタートラインに立った
合図だと知ると、ずいぶん、心強く感じると思います。
「サラとソロモン」の著者であるヒックス夫妻は、コントラストの法則
と称してネガティブな状況がテコになり、望む現実の具現化に推進
力を与えると言っています。
キバリオンの法則でも、極性の法則で同じことが言われています。
大いなる源（神）が創った「人間ゲーム」を覆い隠す「ビジネスゲーム」
の存在がなぜ許されているかといえば、第１段階でのネガティブな
制限の世界の逆境が第２段階の「人間ゲーム」の推進力になるから
ではないかと、わたしは思います。
この世にあるものはすべて必然で、ムダなものなどないからです。
ですから「ビジネスゲーム」に疲れ果てた人々は、今までの苦労が
水の泡になるとは思わないください。
第１段階は「ビジネスゲーム」の中にどっぷり浸かっていては「真の
喜び」を見つけられないことを体験するために今までの苦労があっ
たのです。
そこに気づかないとまだ見つけていない「本来の自己」を頼りに自分
の力で切り開いて行く道に、恐れを抱いて「ビジネスゲーム」に逆戻り
をしてしまうからです。
大切なことは「ビジネスゲーム」の失敗や敗北感は、「人間ゲーム」
への招待券であることです。
「ビジネスゲーム」の世界に「本来の自己」の幸せがないというのがわ
かったら、後は探していない領域に可能性を見出すだけです。
昔、ガラパゴス諸島にはサボテンを食べる種類のイグアナしかいま
せんでした。
でも、そのイグアナが増え過ぎてエサにできるような背の低いサボテ
ンが根絶やしになってしまい、イグアナ自身も存亡の危機に晒されま
した。
食べられるサボテンを探し回って飢え死にするか、別のものをエサに
するかの選択が、イグアナたちに突きつけられたのです。
そして勇気あるイグアナは海へ飛び込みました。
イグアナにはエラも水かきもありませんが、生き残りをかけて未知の
領域に飛び込んだのです。
大自然（神）はそんなイグアナに無限のご褒美を与えました。
海の中の柔らかな海藻はいくらでもあり、イグアナのエサになったの
です。
イグアナだってピンチをチャンスに変えるチャレンジはできるのです。
それが人間だったら、本気で自身の「真の喜び」を探り出そうとして未
知の領域に飛び込んだとしたら、どんな素晴らしいチャレンジになる
のでしょう。
わたしたちの集合意識の物語である12星座の神話では、おひつじ座
がトップバッターです。
なぜおひつじ座が1番始めかといえば、神様が最も愛するストーリー
だからです。
この世で唯一無二の金毛羊だからこそできるチャレンジに、失敗を
恐れずトライする物語だからです。
「本来の自己」は見えないし、感じられないし、刷り込まれた観念は
邪魔するしで、飢えるか海に飛び込むかぐらいの究極の選択を突き
つけられるかもしれませんが、「本来の自己」に近づいていく旅には
大いなる源（神）は暖かいサポートを必ず用意してくれています。
第１段階の「ビジネスゲーム」では努力なくしては一歩進まない困難
な旅だったかもしれません。
でも、第２段階の「本来の自己」に戻る旅は、行く先々に「真の喜び」
が散りばめられ、どんどんパワフルな自分の力に目覚め使いこなし
て生きていく旅です。
ちょうど海を知らないイグアナが、自在に泳いで好きなだけ海藻を食
べられるようになったみたいに。
人間だったら、それ以上の計り知れない可能性が開けています。
次回は第3章「現実はファンタジー工場で創られる」についての解説
を予定しています。
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