こんにちは、リブラです。

やたらに時間がかった木星編ですが、残すところあと2回

完了です。

春の陽気に、新しい本の解説のエネルギーをもらっています。

日向ぼっこしながら本が読めるのは、至福の時間です。



《11天体とヴォイスダイアローグ*木星編⑮》


リブラ「自分ではなかなか気づきにくい木星星座の活用法、

今回はみずがめ座木星についてお話ください、

ジュピター(木星)さん!」


ジュピター「ホロスコープを活用しようと思ったら、みずがめ座的発想

をもつことが近道だろう。


時空の制限のない魂が設計した、無限の可能性あるブループリント

の真の意図を知るために、最も障害となるのは古いネガティブな観

念だからだ。


みずがめ座的発想であれば、まず窮屈な古い観念をあっさり手放し、

新しい考え方を取り入れるのを歓迎するだろう。

人生を変えるとき、新しい考え方で新しい試みにチャレンジするの

みずがめ座の流儀だ。


だが一般にはこの方法は受け入れ難いらしい。

ホロスコープを統計学的に分析するばかりで、自身のより良い生き方

に活用する者は極めて少ない。


だから気づきにくい木星星座だけがみずがめ座の場合、意識的に活用

れることはほとんどないのかもしれない。

そうだとするともったいない話だ」


リブラ「みずがめ座の発想法は、世の常識の逆を行きますからね。

みずがめ座流に古い観念を否定した発言や態度に出れば、たくさん

の批判を浴びることを覚悟しなければならないでしょう。


木星だけがみずがめ座であったりした場合は、みずがめ座木星の幸

運を逃すリスクは負っても、みずがめ座の流儀を貫いて批判されるリス

クは負わないでしょうね」


ジュピター「人間たちは、なぜ、新しい発想を嫌い、古い常識や観念に

縛られることを望むのだろう?

なぜ、新しい考え方をそれほど恐れるのだろう?

自由な考え方ができないことは窮屈ではないのか?」


リブラ「わたしはアセンダント(本人のハウスの始点)がみずがめ座で

そこに自分のルールである土星もありますから、非難されても自分

がよしとした考えを貫きます。

不動星座キャラですから、そこに迷いはありません。


でも、それを貫くには地球人のフリをする異星人のような感覚を楽し

まなければいけません。

古いネガティブ観念に縛られて身動きをとれないゲームが窮屈に

感じたら、まわりがいくらそのゲームに興じていてもさっさと見切りを

つけた方がよいでしょう。


みずがめ座の影響を受けない人にとっては、心の自由(考え方の自

由)はそれほど死活問題ではないのです。

だからいつまでもそのゲームでもがいていられるのです。


みずがめ座に星をもつ人がその状態に甘んじると、自分を見失って

しまいます。

みずがめ座に星をもつ人は、そのユニークな発想によってアイデン

ティティを保っています。


ほんとうは、全人類一人の例外なく唯一無二の脳細胞のネットワーク

をもっているから、同じことを考え、同じように感じるはずはないので

す。

一卵性双生児だって、好みも違えば得意も不得意も違うのです。

みんな宇宙でたったひとつのユニークな存在です。


みんな違った考え、違った意見をもったっていいじゃないか、とみず

がめ座色の強い人は心の中で叫んでいると思います」


ジュピター「人間の脳細胞は、新しいものへの知的好奇心、あく

探求をするように創られているから、新しいものに出会うと興奮

し、ワクワクするはずなのだ、本来は。

同じことを繰り返すとすぐ飽きるようにできている。


だが不思議なことに、いつまでも古い観念(思考回路)にしがみつい

たまま新しい考えを取り入れようとして失敗しているようだな」


リブラ「こどもの頃から『ワクワクするものを優先してはいけない』

という観念を刷り込まれてわたしたちは育つのです。

それから『失敗してはいけない』、『みんなと違うことをしてはいけ

ない』という観念も、深く刻まれています。


古い観念に選択の自由(考え方の自由)を侵害されていることに

気づかず、そのべからず集に制限された小さな世界で現実を創

ろうとするから、お金の制限、時間の制限でお先真っ暗な未来し

かイメージできなくなってしまうのです」


ジュピター「みずがめ座の木星を活かしたいならば、闇雲に行動

に走るより、思考の世界に新しい自分の王国を築くことだ。

新しい発想を自分に許可して、その発想が心を自由にして、本来

の自分に導くことを信じるのだ。


みずがめ座流の『信じる』は新しい考えを鵜呑みにすることでは

ない。

理論を理解して自分の思考回路に組み込み、使いながら確信を

得て『信じる』に至るのだ。

自身の思考回路が信じられれば、どんな環境・条件でも自分らし

い選択が可能になり、その選択の一つ一つが本来の人生、魂が

描くブループリントを具現化に導く」


リブラ「みずがめ座神話の主人公のトロイアの王子ガニメデスも、

あなたに突然誘拐され、神の国の給仕役になっても落胆せず、

一人の人間もいない世界で、不老不死ライフを楽しんでいました

よね?


あれはガニメデスが、古い人間の観念を捨て新しい神々の国の

考え方を取り込み自分のものにしたから、ただ一人の人間として

彼らしく生きることができたのですね」


ジュピター「そのとおりだ。もし、人間の古い観念をもったまま神々

の中にいたならば、劣等感や恐怖感に押しつぶされてしまったに

違いない。

人間の国ならば王になれたのに、なぜ、給仕をしなければいけな

いのかと嘆いたかもしれない。


しかし、ガニメデスはさすがわたしの目に叶った少年だ。

わたしに選ばれ永遠の命を与えられたことを喜び、人間界での

絆よりも神々の世界で新しい自分を見つける方が幸せと感じた

のだ。

それができたのは、ガニメデスが神々の世界で活かせる自分の

能性を知ったからだろう。

彼は天の水瓶の管理を任され、命の水を人間界に注ぐ仕事に

生き甲斐を感じているよ。

父からトロイア王の王位を継ぐことよりも。


みずがめ座のキーワードは<I know (わたしは知る)>

己を知る者は、それがどんなにとてつもなく高い次元に連れて

行かれても自分であり続け、唯一無二の存在である尊厳を保つ

ことができるのだ」


リブラ「みずがめ座に木星をもつアインシュタインは、彼の思考回

路の中に彼らしい発想で王国築き、その考えを人類にシェアして

チャンスと幸運を手にしたのでしょう。

みずがめ座に木星をもつ人は、自分らしい発想に磨きをかけ、自信

をもって表現すると、幸運を呼ぶことになるようですね」


ジュピター「その第1歩は、古いネガティブ観念から自由になること

だな。


いよいよ、次回のうお座でわたしの出番は最後だな」


リブラ「ジュピターさんの最終回、楽しみにしています」


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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。