こんにちは、リブラです。

今回もジュピター(木星)さんとの対話です。


《11天体とヴォイスダイアローグ*木星編⑥》


リブラ「前回のお話でジュピター(木星)さんはあまり個人の性格に直接

    的な作用を及ぼさず、そのせいで木星星座を自分のものと認識

    しづらいのだ、とおっしゃってましたよね。


    そして木星は意識してその星気に共振しなければ、チャンスや幸

    運を受けとれないことも。


    わたしも例に漏れず、長年木星の幸運をホロスコープの「絵に書

    いた餅」にしていました。


    せっかく2室(所有のハウス)に木星があるのに、努力と体力で収

    入を得ていたのです。

    たしかに自分で稼ぐようになってからは、お金に困ったことはない

    のですが、木星が2室にある豊かなイメージとはなんだか違うなあ

    と思ってました。


    わたしが木星を活用できなかった最大の原因は、アセンダントに

    土星を乗せているため、努力至上主義&現実主義で、労働の対

    価としての報酬しか価値を認めなかったからです。

    

    たまたま舞い込んでくる予期せぬ臨時収入なんかは、気持ち悪

    くて寄付しちゃったくらいです。

    だから宝くじを買うために行列に並ぶ人を見て、『なんの理由も

    なく転がり込んで来るお金をもらうのは、うれしいのかしら?』

    と不思議に思っていました」


ジュピター「サターン(土星)信奉者は、ジュピター(木星)の幸運を見

       逃て損をするなあ」


リブラ「土星信奉者をやめたのは、40代に入ったときです。

    同じ職種で別な病院に勤務していた人が過労死してしまったの

    です。

    死ぬまで働いてなんの意味があるのだろうか?と認識を変え

    るきっかけになりました。

    わたしは『自分の幸せ』だけにフォーカスしてみようと思いまし

    た。

    

    そうして自分のホロスコープを眺めたときに、『幸せ』の担当は

    ジュピター(木星)さんであることを思い出し、その存在をまった

    く無視していたことに気がついたのです」


ジュピター「わたしに背を向ける者は、幸運にそっぽを向かれても仕

       方が無い。

       幸運など存在しないと信じる者が、わたしの星気と共振

       することはないのだから」


リブラ「わたしの木星はおひつじ座です」


ジュピター「この世でたった1頭の特別な金毛羊。

       道なき道を進み、恐れも制限も知らず、

       神も金毛羊の失敗を咎めることができず、

       その貢献だけを賛えて12星座の筆頭に天に上げた


リブラ「そうです。わたしは自分に金毛羊がいるのを信じて解放した

    のです」


ジュピター「具体的には金毛羊をどのように解放したのかね?」


リブラ「おひつじ座のキーワードは<I am (我あり)>ですよね。

     自分にすべてを賭けてみることにしたのです。

     25年間臨床検査技師で給与所得者だったのですが、

     それをやめて占いサロンを開業して自営業者になりました」


ジュピター「この世でただ1頭の金毛羊になるために、どんな個性を

       発揮したのかね?」


リブラ「わたしの金毛羊は従来のホロスコープの読み方が非常に

    ネガティブで、窮屈で、不自然で、人生の可能性を切り開くた

    めのパワーが出てこない、ワクワクしないと言いました。


    そんなものに囚われないため、そのシステムを破壊しちゃえ!

    と蹴飛ばました」


ジュピター「行く手を阻むものはなぎ倒してでも進む、金毛羊らしい

       潔い破壊力だ。

       何を壊して、何をつくったんだい?」


リブラ「根拠のない断定的な星座に対するイメージを払拭して、

    ギリシャ神話のイメージに根拠を求め、星座ひとつひとつが

    もつ本質を追求しました。

    

    星座の本質がつかめたら、ハウスの意味するところがわか

    り、天体のもつエネルギーの質が理解できるようになりまし

    た。

    

    そして数秘とホロスコープも密接につながっているのに気

    づき、星座やハウスシステムを読みとくツールとして使い

    ました。


    数秘でその人の魂が目指す方向性を知り、天体のエレメンツ

    の組成でキャラクターの傾向や適性を捉え、ハードアスペクト

    の分析で、発生しやすい葛藤や心のしくみを明らかにし、

    ハウスシステムで魂がどの分野に力を入れどんな可能性を

    伸ばそうとしているのかを読みとり、

    ドラゴンヘッド&テイルのサビアンシンボルのアカシック

    リーディングで過去生情報からの今生の目的を読む。

    

    こんな感じで1つのホロスコープをフルリーディングする、オリ

    ジナルな読解システムが出来上がりました。

     

    それで自分のホロスコープの人生を眺めてみたら、初めて

    ワクワクしたのですよ。

    こんな人生生きてみたい!って


ジュピター「で、それをやっているとき運行中の天王星と木星が、

       ちょうどおひつじ座入りしたんだな。

       『時は今!変われ!』と言わんばかりに」


リブラ「わたしはてんびん座に星3つとおひつじ座に木星で、かに座

    やぎ座ラインにドラゴンヘッド&テイルをもっていて、運行中の

    天体はやぎ座冥王星、おひつじ座天王星時代に突入して、

    活動宮のハードアスペクトが、ビシバシ効いている最中に、

    起業という未体験分野にチャレンジしたのです!

    無謀でしょ?」


ジュピター「でも、金毛羊とわたしを信じて進み今、ここにいる」


リブラ「ええ、わたしにしかできないことを毎日しながら、検査技師を

    していたころより100倍充実して、今、とても幸せです。

    

    わたしの心の師と仰ぐジョーゼフ・キャンベルも木星がおひ

    じ座で、独自の神話の解釈から人の心と森羅万象がつながる

    集合意識の神秘の世界を垣間見せてくれました。

    彼が読み解く神話がヒントになり、統計的な星の解釈よりギリ

    シャ神話のエッセンスの方が星座の本質に通じることを知った

    のです。


    障害というハンデさえ吹き飛ばし、不可能を可能にする人生を

    送ったヘレン・ケラーもおひつじ座木星の人です。

    『自分でこんな人間だと思ってしまえば、それだけの人間にし

    かなれないのです』と彼女は言っています。

    ヘレン・ケラーも金毛羊の木星のパワーで、限界知らずの幸せ

    を手に入れた人だと思います」


ジュピター「おうし座の木星の話は、次回に続けるとしよう」


わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみを

ホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題に

セルフヘルプで立ち向かえるよう、サポートします。

詳しくは、こちら をご覧ください。


最後まで読んでくださり、ありがとうございます。