こんにちは、リブラです。

今回はみずがめ座編です。


12星座を味わい愛でる(真価を認める)

11.みずがめ座


エレメント; 風

12星座を4分割する区分; 不動宮

極性; 陽性(+)

ルーラー; 天王星


神話のあらすじ; 12試練を見事に成し遂げた後、ヘラクレスは大神

ゼウスの妻ヘラの策略にはまり、人間としての生涯を終えることに

りました。

しかし、それはヘラクレスが神として誕生する瞬間でもありました。

課された試練をすべて成し遂げたヘラクレスは、オリンポスの神々の

一員になることを許されたのです。


ゼウスはこれ以上ヘラとヘラクレスが争わないために、ゼウスとヘラ

の娘、青春の女神へーべーをヘラクレスの妻としました。


へーべーはオリンポスの神々の酒宴で給仕役を務めてましたが、

結婚したのでその役を誰かに引き継いでもらう必要がでてきました。


ゼウスは人間界を見渡して、オリンポスの酒宴の給仕役にふさわしい

美少年に目を止めました。

その少年がトロイアの王子ガニメデスでした。


ゼウスは鷲に化けてガニメデスを強引にかっさらってきたのですが、

当のガニメデスはオリンポスで永遠の命と若さを与えられ、神々の酒

の給仕役を勤めることに不満はなかったようです。


人間界を離れることも、王子として生まれたのに給仕を勤めることも、

ガニメデスには苦痛ではなく、オリンポスで神々と共に暮らし、天の水

瓶から大地に雨を降らす仕事を楽しんでいたようです。



わたしはアセンダント(素のままのキャラクター)も、そこに重なるように

存在する土星(自分のルール)もみずがめ座なので、みずがめ座の性

質でいることの心地よさを発見するまで(18歳くらいまで)、自分のこと

が大嫌いでした。


自分が嫌いなのは、人間が嫌いだからでした。

(自分のホロスコープで1ハウスのキローンが読めるようになったとき、

この自己嫌悪のからくりが解けて目からウロコだったのですが・・・。

10代のときは自己嫌悪の真っ只中で苦しんでいました)

頭のてっぺんからつま先まで、人間である自分の全部が嫌いでした。

人間として生まれたのが、何かの罰のように感じていたのです。


カフカの「変身」の主人公が、ある朝目覚めたら虫の姿になり、日が経

うちにどんどん人間性を失い、虫の本能に人格を乗っ取られていく

過程が自分のように感じました。

わたしの場合、虫ではなく自分の本質が人間の性質に乗っ取られる

恐怖でしたが。


46億年の歴史を持つ地球の神聖な秩序を、たかだか1万年前に出

した人間社会の歪んだ秩序が蹂躙している感じが許せなかったの

です。


でも、18歳のとき、人間の身体のしくみや構造を、組織学的に、生化

的に、生理学的に学んだとき、こんな小宇宙のような素晴らしい

を与えられた人類は、地球からとても愛され、許された特別な存

なのではないかと思うようになったのです。

つまり、自分が人間であることを喜ばしいと初めて感じられたのでした。


長々と自分のことを書いてしまいましたが、みずがめ座の性質を内側

から明らかにするとこんな感じになるのです。


ガニメデスが誘拐されて神々だらけの世界で、唯一の人間として存在

することになっても、怯みもしなければ人恋しくもならず、ホームシック

にもならないのは、人間界より神々の世界の方が自分の本質に合っ

いることに気づいていたからかもしれません。


みずがめ座の人々は、他の星からやって来て姿形だけ地球人スーツ

着て人間のように生活している、エイリアンのような感覚が備わって

います。

人間でありながら人間を客観視する(知的に理解しようとする)ので、

の中に真に溶け込むのは難しいのです。


不動宮なので周りと異質な部分を変えたり押し込めたりはできません。

みずがめ座の人々は、自分の個性を隠すのではなく光らせなければ

いけません。


変革の星天王星がルーラーで、風のエレメントなので、いつでも変化

や新鮮な刺激を、変われず滞った場所へ換気するように送り込むのが

使命です。

地球で自然淘汰の試練に耐え切れるのは、いつでも突然変異種です。

自然界では、突然変異種が進化の鍵を握っているのです。


ですからみずがめ座さんたちは、みんなと違う変わったところを自分

の中に見つけたら、大切に育んでその個性を伸ばしていきましょう。

人から「変わってるね」と言われたら、心の中では「進化しているね」

という言葉に変換して受け取りましょう。


「変わっている」ところを隠さず表現していると、やがてそこに共鳴する

「同じ色の羽を持つ仲間」が集まって来ます。

共鳴できる仲間の中では、個性も殺さず、心の自由も約束された人間

関係が楽しめます。


次回は「うお座編」を予定しています。


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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。