こんにちは、リブラです。

今回は、「12星座を味わい愛でるシリーズいて座編」です。


12星座を味わい愛でる(真価を認める)

9.いて座


エレメント; 火

12星座を4分割する区分; 柔軟宮

極性; 陽性(+)

ルーラー; 木星


神話のあらすじ; クロノス(ゼウスの父)と妖精ピュリラーの間に

生まれたキローンは上半身がヒトで下半身が馬の姿をしたケンタ

ウロス族でした。

賢く、優しく、繊細なキローンは、アポロンから音楽や医術を、アル

テミスからは弓術を伝授されました。

成長したキローンは、身体を治す医師として、心を癒すヒーラーと

して、叡智や弓術を教えて勇者を育てる師として活躍しました。


キローンが身体も心も癒せるのは、自分自身も病気や怪我で苦し

む生身の身体を持つ一方、神の血を引くので奇跡的な治療もでき

るからです。

肉体や心の苦痛を共感しながら、完璧な治療を施せるのです。


ところがある日、キローンのこの性質が悲劇を迎えることになります。

弟子のヘラクレスと共に戦場に赴いたとき、ヘラクレスの毒矢が誤

ってキローンに当たってしまったのでした。


キローンは神の血を引くので不死の身体を持ちますが、「痛み」や

「苦しみ」、「恐怖」を敏感に感じる肉体なのです。

苦痛や絶望に喘ぎながら死の安らぎを得られないことを嘆き、不死

の命をプロメテウスに譲る選択をします。


ゼウスは多くの勇者を育て上げたキローンの功績を称え、彼を天に

上げました。



反対宮のふたご座の人々も多芸多才なのですが、いて座の人々の

多芸多才ぶりは驚異的です。

頭を使う分野も身体を使う分野も両方とも冴えている人が多いのです。


ふたご座のとの性質の違いは、ふたご座は好奇心や興味を原動力

しますので飽きたら止め・・・の繰り返しで多芸多才になっていきま

す。

いて座の場合は、まず、掲げるスローンガン(精神性、信念、哲学)

的としてあり、的に集中する力が原動力となってそこにたどり着く

のに必要なことを総ナメにしていくのです。


ふたご座は一貫性に縛られるのを嫌い自由に拡散していくエネルギー

ですが、いて座は理念によって様々なものを統合してひとつにしていく

エネルギーなのです。


ですから、いて座の人々にとってどんな理念に基づいてその方向に

向かっているのか、行動しているのかを明確にしておくことはとても

大切です。


迷いが出たら「何のために?何処に向かって?矢を射ろうとしている

のいるのか?」を、立ち止まってしっかり考えてみるといいと思います。


そのとき「何のため、何処に向かって、矢を射るのか」を、頭とハートと

身体に向かって問いかけてください。

そして、頭とハートと身体の意識の方向性が一致するまで結論を焦ら

ないでください。


いて座さんたちの場合は、思考と感情と身体の意識を集中させる度合

いが、的を射止めるか、外すかを決めてしまうのです。

外の雑音や迷いを振り切って心をひとつにするためにも、魅力的な的

(理念、スローガン)が必要なのです。


キローンは、神の能力と獣の肉体を持っていました。

だからこそ奇跡の癒しと共感力を発揮できたのです。

いて座の人々も人間としての精神性と動物としての本能や衝動を同じ

くらい尊ぶ性質があります。


だから知力・体力のどちらの能力も使うことを楽しむのです。

よく食べ、よく動き、よく笑い、雑多なことは忘れてよく眠る・・・。

こんな健全な生活が1番似合うのがいて座さんたちなのです。


いて座の人々にとっての危機は、心が後ろ向きになり的を見失ったとき

です。

神話の中でも毒矢に当たった苦痛と絶望に耐え切れず、キローンは神

の不死の生命力を返上してまでも死を選択しています。

12星座で1番、不健全な精神状態に弱いのかもしれません。

柔軟宮なので実は、外側の雑音や影響を受けやすく、火のエレメントな

ので停滞していると(何かに情熱を注いでいないと)益々気力がダウン

しまうのです。


こんなときは徹底的にネガティブな未来予測は排除しましょう。

ネガティブな思考はいて座の人々にとって毒にしかなりません。

前向きに、シンプルに、楽観的に未来を捉えましょう。

矢を的に当てるのに後ろを振り返る必要はないし、外れたときのことを考

える必要もないのですから。


次回は「やぎ座編」を予定しています。


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