こんにちは、リブラです。
今回から不定期に12星座のお話をしていこうかな、と思います。
今日は牡羊座のお話です。
牡羊座
牡羊座はギリシャ神話の中では、ゼウスがテッサリア王のこどもたち
を救うべく遣わした金毛の牡羊として登場します。
テッサリア王のこども、プリクソスとヘレーの兄妹は継母イーノの策略
で、大神ゼウスの生贄としてデルフォイ神殿に捧げられることになっ
てしまったのです。
偽りの信託を実行させてはならないと、ゼウスはヘルメスに命じて空
飛ぶ金毛の牡羊を送り込ませました。
金毛の牡羊はみごとに兄妹を救出したのですが、猛スピードで空を
飛ぶので目が眩んだ妹のヘレーが手を離し海に落ちてしまったそう
です。
夜空に浮かぶ牡羊座は、ヘレーの落下に気づいた兄プリクソスが振
り返った姿だといわれています。
西洋占星術では、ギリシャ神話に登場してくる人物や生き物にまつわ
るお話のエッセンスをイメージ化して、象徴として使います。
この神話に出て来る牡羊のイメージをあげてみます。
1.ゼウスが選んだ特別な金毛牡羊
2.群れではなく1頭だけ
3.危機時の救出役
4.目的に向かってまっしぐら。
5.空も飛べるし、陸も走れる限界知らずのエネルギッシュな生き物
6.なにが起きても(乗せたものが落ちても)立ち止まらず前に進む。
ここからはじき出される性質を人間に当てはめてみますね。
1.ゼウスが選んだ特別な金毛牡羊
*自分がこの世に存在する特別なただ一人の存在だということを知
っている→オリジナリティーに溢れた存在。
*ゼウス=神にしか従わない羊なので、この性質が人間に表われる
と自分の直感、感覚、衝動しか信じない(信じられない)→体験重視
型ということになります。
2.群れでなく1頭だけ
*だれにも頼らず、独りでゼロから開拓できる→自主独立性を発揮
できる舞台で活躍できる。
群れの羊になってしまうと、力を充分に発揮できない。
3.危機時の救出役
*危険なチャレンジになると情熱が湧く性質→情熱を注ぐ対象があ
れば危険を顧みないで勇気ある行動ができる。
4.目的にまっしぐら
*直感が降りたら、衝動が湧いたらそこに向かわずにはいられない性質
→モチベーションがすべてという感じです。
欲しいものがあるのにそれを取りに行かないなんて、生きている意味な
しとまで思うのが、牡羊座の人の考え方です。
5.空を飛べるし、陸も走れる限界知らずの生き物
*限界とか制限とか考えること自体が無駄と思う人々→限界も制限も自
分でつくっていることを本能的に知っている。
6.なにが起きても立ち止まらずに前に進む
*多くの人は不測の事態が起きたとき、トラブルが起きたとき、立ち止ま
って考えますが、脇見もせずに最初の目的に向かって進みます→直感
や衝動という思考を介さないものに突き動かされて、猛スピードで前に
進んでいるわけですから、立ち止まったら直感はどこかに消え、衝動は
エネルギーを失うというのが、牡羊座の人が感じていることです。
止まってしまうと、いっしょにエネルギーの循環も止まって停電を起こす
のが、牡羊座の人々の不思議な性質なのです。
「牡羊座生まれ」と一般的に認識されているのは、太陽の運行が牡羊座
方向にある3月21日~4月20日(その年により1日ぐらい前後します)
の期間に生まれた人々です。
この他にも月の星座が牡羊座の時間で生まれた方は、感情面やこども
意識が浮上してくるシーンで、牡羊座の性質が反映されてやすいです。
たとえば、感動したとき、怖れを感じたとき、怒ったとき、悲しみに打ち
ひしがれたとき身体の動きを伴うことをすると、それは喜びを倍増させ、
ネガティブな気分を打破します。
1951年4月22日~1952年4月29日生まれ、
1963年4月5日~1964年4月12日生まれ、
1975年3月20日~1976年3月27日生まれ、
1987年3月4日~1988年3月10日生まれ、
1999年2月14日~2000年2月16日まれ、
上記の人々は木星(ジュピター)で牡羊座の性質が表われます。
チャンスやチャレンジのとき、自己信頼や自分の可能性に賭けること
が成功への鍵となります。
来年の夏からは獅子座に木星(ジュピター)が運行するので、120度
のアスペクトをとる牡羊座のジュビターとは良い連携ができ、チャンス
に恵まれたシーズンが来ます。
古い物に別れを告げ、自分を表現することを何か始めるとジュピター
の恩恵を受けられます。
1973年4月6日生まれの女優の宮沢りえさんが、今年の5月に心筋
梗塞で倒れた天海祐希さんの代役で三谷幸喜さんの「おのれナポレ
オン」を演じて好評だったこと、まだ記憶に新しいですよね。
こんなふうに、牡羊座の人はピンチをチャンスに変えてしまう力を持っ
ているのです。
怖いもの知らずで、不測の事態をチャンスと受け取り、自分の直感に
従って行動することに優れています。
だれかと比べられてしまうような伝統的な役を練習して演じるよりも、
突発的に引き受けて自分の描いたイメージで自由にできるほうが、
牡羊座の本来の力を発揮できるのです。
次回は「傷つくならばそれは愛ではない」第91日目のお話を予定
しています。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。