- 一瞬で自分を変える法 (知的生きかた文庫)/アンソニー・ロビンズ
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こんにちは、リブラです。
今回はこの本のコアとも言うべき「リフレーミング」のお話です。
リフレーミングは自分で知らないうちに形成してしまった「常識」「既成概念」「固定観念」の枠組みを変える方法です。
本田健氏がこの本に何度も助けられ「恩書」だと言う所以も、アンソニー・ロビンス氏の「リフレーミングの魔術」がこの本に溢れんばかりに搭載され、読むだけで元気させてくれるからだと思います。
上司に怒られた、失恋した、失業した、と嘆く人に向かって、わたしたちは無意識に「リフレーミング」を使って励まします。
「上司が怒るのは、それだけ期待をかけている証拠だよ。」とか。
「彼は次に現れるもっと素晴らしい男性と出会うためのステップだったんじゃない?」とか。
「その仕事やり続けていたら、なんのスキルアップも望めなかったでしょう。」というふうに。
「結果が得られれば成功、得られなければ失敗」という「常識的考え」に対し、発明家エジソンは「失敗だって?僕はうまくいかない方法を1万通り発見したころさ。」と答えたのも、素晴らしい「リフレーミング」の実例です。
「自分を変えよう・成長させよう」と常に「進化」を選択する人々は、皆「リフレーミング」の達人です。
「自分の悩みに囚われていたい・成長には関心がない」人は、「リフレーミング」を「単なる意味のない慰め」としか考えず、馬鹿にします。
「わたしのこの深刻で重大な悩みに、他人事だから、そういう気休めを言うのだ」と。
でも、深刻に考えたら良い考えは浮かばないのです。
(深刻になると、脳内ではアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されて、イライラや不安に苛まれ、良いアイデアなんて生まれるどころじゃなくなってしまうのです。気休めでも、いったん、脳をニュートラルな状態に戻すため活用したほうが、健康的です。)
「ピンチはチャンス」「窮すれば変ず」「災い転じて福となす」などのことわざは、「リフレーミング」で人生の危機をチャンスに変えて克服してきた人々の真実の言葉です。
脳はとても「危機管理に優れた、飽きっぽく、わがままで、退屈を嫌う」臓器なのです。
普段は「快適」「心地よい」「ラク」「安定」なところに居ようとします。
ところが、一度、困った事態が発生すると、脳内の神経細胞のネットワークに「なんとかしろ!」と一斉に信号が送られます。
このとき「脳内」が「快」の状態なら、ゲーム感覚で神経細胞のネットワークが次々興奮の信号を伝え、いつもは使わないネットワークにまで連携し、枠を超えたアイディア(ひらめき)が生まれのです。
良いアイディア(ひらめき)が、散歩や入浴中や朝の目覚めの瞬間に訪れるのは、「気が緩んで、枠を超えた範囲まで神経細胞に興奮の信号が伝わるからなのです。」
フランス料理にエスカルゴ(かたつむり)が使われるようになったのも、「リフレーミング」の発想の成果です。
ワインを作るためにブドウの栽培をしますが、フランスではかたつむりの被害が大きく、ブドウ農家の悩みの種だったそうです。
きっと見つけるたび、憎々しげに踏みつけて殺していたのだと思います。
これだけで終わってしまうと、「ブドウを守るための重労働」です。
かたつむりを見つけて、殺して、死骸を処理する・・・。
あんまり楽しい作業じゃありません。
楽しくするには・・・料理して食べてしまえ・・・おいしかった!
これは「困った環境」を「リフレーミング」した結果です。
どうです、単なる気休めと馬鹿にしていられないでしょう。
脳内の神経細胞のネットワークはその人固有のものです。
その人の経験から生まれた、観念と感情の働きのネットワークですから。
世界中の一人として同じものはなく、オンリーワンの世界なのです。
そこに、βエンドルフィンが分泌され、枠を超えて興奮が伝わり、脳内にひらめきの連鎖が起こったら、その人でないと出てこない発想が生まれるのです。
リフレーミングを身につけるには
転んでも、失敗しても、嫌なことを言われても、徹底的に良い「意味づけを考える」ことを習慣にします。
これは現実を見ないということではありません。
「この困った事態を前向きに考えると、何通りのおもしろいアイディアが生まれるだろうか」という視点を持つことです。
この視点を持てれば、「失敗は失敗ではなく、うまくいかない方法の発見」と思えるようになり、落ち込まず、脳内も快適さが保たれます。
そして、枠にとらわれない発想ができるようになり、意識が飛躍的に拡大します。
わたしがホロスコープリーディングをやっているのは、その方の枠にとらわれない、可能性に満ちた人生をリフレーミングを使って伝えたい思いからです。
葛藤や抵抗でがんじがらめになり、枠に閉じ込められているマインドを解放したいと思うからです。
枠を壊し、自由になり、前向きな思考ができれば、無限の力につながれるのです。
次回は「つねに最高の自分を引き出すプログラミング」のお話です。
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- 本日のエイブラハムの言葉
- どんな対象であれ、あなたが注意を向けると、ほんとうのあなたとそれが調和しているかどうか、を判断する感情が働きます。
- あなたの注意の対象が、あなたという存在の源(ソース)の知っていることに一致していれば、気分がよくなるという形で、思考の調和を感じます。
- 注意の対象が源(ソース)の知っていることと一致していなければ、気分が悪くなるという形で、思考の不調和を感じます。
- 「現実しか見ない人」はいいときには栄えますが、悪いときには苦しみます。
- なぜなら、彼らが観察している現象には波動があり、何かを観察すると、人はその波動を自分の波動場のなかに取り込むからです。
すると、宇宙がそれを引き寄せの作用点として受け入れ、同じものをさらにもたらすようになります。
よって、「現実しか見ない人」は、物事がうまくいけば行くほど、自分もうまく行くようになり、悪い方向にいけば行くほど何事もつまづくようになります。
けれども、明確なビジョンを持った人はいつでも栄えます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの可能性に満ちた人生を、ホロスコープから読み解きます。
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