こんにちは、リブラです。
今回は引き寄せシリーズ第2弾、「ザ・パワー」です。
- ザ・パワー/ロンダ・バーン
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「ザ・シークレット」の著者ロンダ・バーンが、「ザ・シークレットは読んでなくても、ザ・パワーを読めば充分だ」と、自ら言っている本です。
本の中に散りばめられたオレンジ色の挿絵が美しく、パワフルです。内容に退屈したら、これらの絵を眺めるだけでも、ロンダが伝えたかったパワーを受け取ることができるができるでしょう。
この本にあまり目新しいことは、書いてありません。
「宇宙で最もパワフルな法則、それが引き寄せです。」で「引き寄せの力とは愛の力なのです!」がこの本の導く結論です。
えーっ、そんなのドラマでも歌でも大昔からいわれていることじゃん!読んで損した!と思った方もいるのでは。(わたしも読み終わった直後はそう思いました。)
でも、読後ロンダの言い表す「愛」に想いを巡らすと、「自分自身への真実の愛だなあ」と気がついたのです。
もっとカンタンに言うと、「自分を常にいい気分にさせておくパワー=愛」
社会や家族の中にいると、つい、自分を後回しにして人のご機嫌伺っちゃいますよね。まぁ、これを相互にやるから人間関係が成り立つのですが。
これをやり続けて、「後回しにされた自分」を顧みないとどうなるのか?
「なにを愛し、どんなことをするといい気分なるのかわからない。」つまり、自分のご機嫌とり方がわからなくなります。
「自分を愛する=自分をいい気分にさせておく」とは深遠な問題なのです。
「いい気分」のときは、「願望が自然にイメージできる→信じる(疑わない)→受け取る」の引き寄せサイクルがたやすく成就します。(良いことって続くときは続きますよね。)
ロンダが着目したのはまさにこの状態なのです。「自分への愛が引き寄せるパワーは、無限大」と言いたかったのです。
「信じて待つ(疑わずに!)」は難しくても、「いい気分でいる」ほうはカンタンにできそうな気がします。
しかし、なかなか、レベルが高いことなのです。
「いい気分でいる」とき、脳内ではβエンドルフィン(快楽物質)という神経伝達物質が、ちょっとだけ分泌されすぐ分解されます。「いい気分」は長くは続かないのですが、脳は強烈にそのときのことを記憶します。
そして、寝ても覚めてもその「いい気分」をもう1度味わおうと記憶を頼りに、同じ行動をします。
けれども、脳は飽きっぽいので「それはこの前やったよ」と1度目のときのほどのご褒美はくれないのです。
マズローの5段階欲求という心理学的分類があります。
まず、1.生理的欲求(食欲・性欲・睡眠欲)、2.安全欲求、3.所属と愛の欲求(人間関係の欲求)、4.尊敬欲求、5.自己実現欲求(夢の具現化欲求)
1から2までなら難しくなさそうですが、2がクリアできると脳は3→4→5と快楽のハードルを上げていくので、「常にいい気分」を保っている人ってスゴイですよね。
ちなみに、引き寄せは5のレベルです。夢の具現化ができる人とは、自分が愛しているものをどのレベルにおいても、知り尽くした人たちなのでしょう。