現在公開中の「ソウル・サーファー」は、ハワイ州カウアイ島の片腕のプロ・サーファー、ベサニー・ハミルトンがモデルとなり作られた映画です。

ソウル・サーファー―サメに片腕を奪われた13歳 (ヴィレッジブックス)/ベサニー ハミルトン
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 ベサニー・ハミルトンは13歳のとき、サメに襲われ一命はとりとめるのですが、左腕を失ってしまいます。

 普通ならこのような事故のあと、海に近づくのも恐ろしく感じるでしょうに、ベサニーは事故から1ヶ月たらずでサーフィンを再開します。


 そして、2005年には全米アマチュア・サーファーのチャンピオンに、2008年にはプロ・サーファーとして大会に出場するまでになります。


 こんな不屈の精神の持ち主は、いったいどんな星の下に生まれているのだろうと思い、数秘と星読みをやってみました。


 ベサニーは1990年2月8日生まれ。 
1+9+9+0+2+8=29, 2+9=11, ライフパスナンバーは29/11


2(人間関係)と9(すべての数字の統合を意味する数)から生まれた11(マスター・ナンバー=ぞろ目の数)。

11はダブルの1から強い自主独立性を、マスター・ナンバーから「枠を超える」チャレンジ精神を表します。


「 人とのつながりと自身の能力の統合を果たして、枠を超えていく人生」というのが数秘から読み取れます。


 星の方は、水瓶座の太陽にドラゴンヘッドが重なり、蠍座の冥王星が90度のハード・アスペクトをとっています。

 意識している自己(太陽)が潜在的自己(冥王星)を刺激し、すべての自己を目覚めさせるのがベサニーの魂の目的(ドラゴン・ヘッド)なのだろうか、と思わせる配置です。


 彼女の不屈の精神をありありと表しているのが、山羊座に集結した火星、天王星、海王星、土星、金星、水星と、その反対側で180度のハード・アスペクトをとっている蟹座の木星とキローンです。


 蟹座に在る星は安心で馴染みのある居心地の良いテリトリーに留まるエネルギーを持ち、山羊座に在る星は野心を原動力にどんな環境からでもはい上がって、自身のゴールに向かうエネルギーを持ちます。この両極のエネルギーに引っ張られるのはたいへんな葛藤だと思います。しかし、統合できればどんな困難な局面でも乗り越えて行くパワーが生まれます。


 ベサニーがサメに襲われた2003年10月31日は、彼女の出生のキローンにトランシット(実際に運行中の)土星(試練の象徴)が重なり、出生の海王星にはトランシットのキローン(トラウマを象徴)が重なり、蟹座―山羊座のハード・アスペクトを形成していました。


 この日から、ベサニー・ハミルトンの自身の限界を超えて行くチャレンジが始まったのです。