今日ご紹介する本は、わたしが15年前から折に触れ、くり返し読んでいる「人生を開く心の法則」です。

人生を開く心の法則/フローレンス・スコヴェル シン    
¥1,260
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 原題は<The game of life and how to play it> 「人生ゲームの遊び方」。


 著者のフローレンス・S・シンは、1869年生まれのイラストレーターで、ヒーラーや講演者としてアメリカで活躍されていた方です。


 この本は1925年に出版されて以降、ずっとロングセラーを続けているのです。


 冒頭でフローレンスは「人生は戦いではなく、ゲームなのです。」と言い切ります。人生というゲームを上手く遊べないのは、ゲームのルールを知らないから。ゲームのルール=心の法則を知って、思い通りの人生を楽しみましょう・・・というのがこの本の主旨です。


 この本は、実際に彼女の許へ「○○の問題で困っています。言葉を言ってください!」と頼み来た人々を例に挙げ、各法則ごとにまとめて解説してあります。


 フローレンスは、旧約・新約聖書をゲームのルールブックとして引用して、法則の働きを説明し、アファーメーションを与えて解決に導きます。


 一見すると、これは法則によって解決したのではなく、彼女が与えたアファーメーションが起した奇跡なのかな(依頼者たちはそれを期待して、相談に来るように見えます。)と思われそうです。


 しかし、この本は潜在意識がイメージで働くことを熟知した著者が、巧みに導き出した法則なので、だれが使ったとしても同じように結果がでる―再現性があるのです。

 だから、87年後の現在もロングセラーとして書店に並んでいるのでしょう。


わたしもこの15年間、迷いが出たとき、勇気を奮い起こしたいときはこの本を開き、心の法則を確認して自分用のアファーメーションを作って問題を解決してきました。


 前々回のブログの「生かされて」の著者イマキュレーも、ルワンダ虐殺の最中に救出後を想定して英語の勉強に集中したり、国連職員の採用が未定なのにわずかな所持金を身なりを整えるために使う行動をとっていました。

 

 これはフローレンスの繁栄の法則の中に出てくる、「あたかもすでに受け取ったかのように行動する」の実例を見ているようでした。


 願望をイメージしたら、成就するまでの間ただ待っているより、叶った後の準備をするほうが、潜在意識への信頼を刻印できるのです。