7月28日付、朝日新聞出版のウェブ版AERAdot.(アエラドット)に杉田水脈衆院議員の批判記事が掲載されました。

 

杉田水脈衆院議員の顔は「幸せに縁がない」?観相学で見てみたら・・・という内容で杉田議員の顔を観相学的に読み解いています。

 

この記事が多くの読者から「人格攻撃が過ぎるのではないか」という批判が殺到し、ネットで炎上騒ぎになっています。

 

その結果、AERA編集部が記事を削除するという事態になりましたがその際、適切な謝罪がなかったこともあり、いまだに沈静化には至らず炎上が続いています。

 

私も記事の全文を読みましたが、確かに悪口のオンパレードです。

 

メディアは面白おかしく、ネタになるように記事を構成するものだという事実を差し引いても、鑑定者が言いもしないことをライターが書くわけがありません。

 

言い回しは別としてもきっと鑑定者は原文に近い内容をライターに発言したのでしょう。

 

観相学の知識が無い、または知識の浅い素人のライターが思い付きで書けるような内容ではありません。

 

それは鑑定結果がおおむね間違っていないことからもはっきりと判断できます。

 

でも問題はそこです。

 

確かに間違ったことを言っていなかったとしても、表現には充分な配慮が必要だったはずです。

 

相手の人格を否定するようなことをしたら、それは鑑定ではなく単なる悪口です。

 

今回のことで観相鑑定をした嘉祥流観相学会・岡井浄幸氏、記事の構成をしたライターの浅野裕見子氏、記事を掲載した編集長の井原圭子氏への批判が殺到していますが、ことはそれだけでは終わらないのです。

 

このようなことが起こると観相学(顔相学)に対する偏見や誤解が生じることは必至です。

 

事実、「占いごとき」「インチキ観相学(顔相学)」という言葉がネットを飛び交っています。

 

悪いイメージで観相学(顔相学)が注目されることになり、これまで真摯に顔相学と向き合ってきた者としては本当に悲しいことです。

 

それともう一つ・・・

 

もっとショックなことは今回のトラブルの当事者が私の師匠である藤木相元先生の関係者であるということです。

 

藤木相元先生は言いたいことをハッキリと言う人でした。

 

時には激しい言葉を発することもありましたが、私が知る限り、鑑定した人の人格を否定するようなこと、ネガティブなことを言うことはありませんでした。

 

先生が出版した本の中に「「嘉祥流観相学入門」という本があります。

 

この本は数多くの有名人の顔を鑑定して開運に繋がるアドバイスをしたものです。

 

お読み頂ければわかりますが、鑑定した有名人の人格を否定するようなこと、ネガティブはことを記した文章はありません。

 

鑑定結果ですから時には悪い結果になることもありますが、そんな時は先生は必ず開運に繋がるアドバイスを忘れずに書いています。

 

それはポジティブ思考を提唱した先生のポリシーだったのだと思います。

 

先生が亡くなられてから4年が経ちますが、天国にいる先生は今回のトラブルをどんな思いで見ているでしょうか。