本来の「ポジショントーク」という言葉は、
株などの相場の関係者が使うらしいのですが、
ここでは拡大解釈するとして。
大の大人で、なんらかの組織に属している人が、
その組織名の肩書を持ってなにかを発言する時、
その言葉のほとんどは「ポジショントーク」だと思っていい。
と、自分は思っています。
例えば、「公共事業」というと、あまり良いイメージを持ってない人が多いかもしれませんが、
地方に行って「最近景気はどうですか」という話になると、
「あんまり景気よくないなあ」という会話の次に、
「市(県)からの受注が減っているからねぇ」
という言葉が続く事が多々あります。
そういう経済の構造が良いかどうかはともかくとして、
立場によって人は主義主張が変わる、ということを、
頭の片隅に置いておいたほうがいいかもしれません。
昨今のニュースでいうと、沖縄の米軍基地の問題とか、
原発の再稼働の議論。
またどこの政党を支持するか、といったものから、
果てはどの球団が好きかといったことまで。
純粋な趣味嗜好とは別に、ポジショントーク的なものは必ず背景にあるものです。
また、「昨今のニュース」を流すマスコミも、
各社それぞれ明確なスタンスやポジションがあり、
大々的にポジショントークがが行われているものです。
一説には、報道機関は実際に入手した情報のうち、
実際に記事や番組として発信するものは30%に満たないとか。
つまり、この30%をどの情報を集めるかで、
嘘や不正を行わなくても、自分のポジションに合致する
情報を発信することが可能なわけです。
厄介なのは、行政機関や研究者にも「ポジショントーク」を
しのばせる人が多いことです。
陰謀論になるので具体的に断定はしませんが、
嘘にならないギリギリのラインで、統計や実験結果を
扱うことも厭わない人がいるわけです。
最近は「御用学者」という言葉がよく聞かれましたが、
政府が「専門家」を集めて意見を聞く時も、
どのような人を集めるかによって、議論の結果は180度変わってしまうことも稀ではないと思うわけです。