がんセンターはリニューアルしたばかりで綺麗な病院でした。
受付を済ませると呼び出し、案内をしてくれるベルを渡されました。
10時の予約でしたが診察が遅れていてかなり待ちました。


新しくて綺麗な院内は真っ白に見えました。眩しいくらいの白。






どうにも落ち着かない気持ちで何もできないまま待ちました。診察室に呼ばれたのは2時過ぎでした。


待合室に母を残し、緊張しながら診察室に入ると女性の先生がいらっしゃいました。


口腔内だけではなく、鼻から喉の奥の写真も撮られ、最後に麻酔のスプレーをし、前回よりもしっかりと「デキモノ」を採取して検査に。


先生はハキハキサバサバした感じの方でした。


結果はまたまた1週間後。


とりあえずその日のうちに出来る検査は受けて帰るように言われ、血液検査や尿検査、心電図、呼吸器検査、胸部レントゲンなどなどたくさん回ってゆきました。


CTとMRIは造影剤を使用するため、それぞれ別の日に受けることに。


両方とも仕事のある日でしたのでチーフにはすぐに電話してお休みのお願いをしました。


CT検査の日が本社で1日トレーニングを受ける予定の日だったため、チーフ以上の上司や本社の先生達にも事情をお知らせしないといけなくなりました。


言わないわけにはいかない人だけ。


聞く側もどうしたらいいか言葉に困るだろうしなぁと思ってました。


何をしていても気持ちはさ迷っているような感じ。
ストレスなのか腫瘍なのかこのころには舌の奥、側面にただれのようなものも出来てました。


舌癌で舌を切除したらどうなるのか。


味覚がなくなるのかも。


言葉が話せなくなるのかも。


筆談ホステスさんがいたけど、筆談販売員って会社としては許してくれるだろうか。


すでにリンパにも転移していて全身に広がっていることになっているのかも。




そんなことをいろいろ考えながらずっと過ごしていました。


とにかく結果は来週。


夜はスピカさんの彼氏のお店で食事をする約束をしていました。
以前にとても美味しいお料理をたくさんいただき、初めての水茄子に感動した思い出が…。


スピカさんとキャメロンさんと3人で美味しいお料理をたくさんいただきました。







スピカさんと彼は4月に結婚式。


招待状を手渡しいただき、お式を挙げる場所の話しを聞きながらも


「もし、味覚がなくなってしまったらここでいただいたお料理やお味を思い出すようにしよう。」


などと思っていました。

2014年は豪雪に見舞われましたが、そのころの私も心に雪が降り積もってました雪


そんなころのお話し雪の結晶






ちょっとした違和感がありました。

気がつけば秋くらいからずっと出来ている口内炎?
痛みはないので忘れてしまったりしていましたがよく考えると何ヶ月もある。
舌を持ち上げた下。口腔底左側に1cmくらいのものが…。小粒のアサリを横から見た感じ?のようなものが出来ていてずっとあるのです。


歯医者さんには通っていたものの、わざわざ言わなくていいかなと思ってました。
が、サスガに気がついてから3ヶ月くらいは経過していましたので治療後の歯のクリーニングの際に診てもらいました。


「サワさん、口内炎ではないですね。」


「口腔外科を紹介するので検査したほうがいいです。」


!!…先生、何でしょうコレしょぼん


「痛みがないっていうのがあまり良くないんですよね。紹介状書きますよ。」


歯医者さんでは若干にごされました。

紹介状をいただきましたが、診察日と休みが合わず、1週間後に総合病院の口腔外科へ。


初診は時間の予約が取れないので2時間くらい待ちました。
大したことないって言われたかったのですが、あまりいいことも言われず…。
デキモノの表面組織を取り、検査することに。
結果はまた1週間後。



何だか落ち着かず、不安なキモチで1週間後。


検査の結果は…


「境界線上」


前回採った組織では判断出来ないので詳しくは医師の判断で…みたいなことが書かれていました。



「恐らく癌だと思います。その場合こちらでは治療が出来ませんし、途中で病院を変わるよりは検査から治療まで出来るほうがいいと思います。がんセンターを紹介いたします。」


先生の言葉に打ちのめされながら診察室を後にしました。
待合室には心配して来てくれた母がいました。



「なんか、良性と悪性の境界線みたいな検査結果だったけど、先生は癌だと思うからってがんセンター紹介してくれるんだって。」


ただただ淡々と結果を伝えました。



今までは心配があっても、結果

「何でもなかった!」

みたいなことが多かったので、心情的には「アレ~?おかしいな。」という気持ち。


癌で切除手術をした場合、しばらくは食事が取れなくなるので10日くらいは入院するだろうなどというお話しも聞いて帰りました。




不安な感じがふわふわとゆっくり蓄積されてゆく…。



家に帰って父にも同じように報告しました。まだ何だか実感がわかないのでがんセンターをインターネットで検索してから予約の電話をかけました。



またもや1週間後。


この間に職場のチーフやサブチーフ達には今までの経緯をお話しし、病院に行く都合上シフトの変更をお願いすることの可能性もお伝えしました。



診察日。


がんセンターまでは電車で10分。駅からは歩いて15~20分。
ひとりで大丈夫だと言ったのですが、母がついて来てくれました。


雪が降ることが多く、雪の残った道を足の悪い母の歩調に合わせてゆっくりと歩いて行きました。



音をたてず、静かに降る雪のように心に積もる不安でいっぱいでした。



約1年少々。。。ご無沙汰しております。サワミサ子です。


長い間更新せずにいましたが、気にかけて覗きに来てくださった皆様、ありがとうございました星



毎日慌ただしくあっという間の1年でした。


何はともあれ元気ですニコニコ




間が開きすぎてどこからお話ししたものか叫び


しかし、やっぱり病気のことははずせないですね。


そして実は本日、所属の会社は違うものの同じ職場で働くおぐちゃんが手術を受けます。


おぐちゃんは「胃癌」です。軽い胃潰瘍とか胃炎くらいに思っていたら癌だったのです。


検査などをしながら不安な日々を過ごしていたそうで。


1年前の私もそんなでしたので、部位は違いますが「ワカル。おぐちゃん、ワカルよ!」って気持ち。


私は職場では癌のことはチーフはじめ数人にしか明かさずに入院しましたが、おぐちゃんの会社の同僚は精密検査を受けることを聞き、動揺していろいろしゃべってしまったので皆が知っているオバケ


ということで、


検査終了し、手術も決まったおぐちゃんに「私も去年は動揺しまくったよ~!」とカミングアウトにひひ



それからは、ちょっとした暇な時間に心境を語り合いました。


身近に同じ経験をした人がいると何となく心強いかなと。


がんばれ、おぐちゃん!


みんなで復帰をお待ちしてますメガネ



…次回からは私のお話ねこへび


よろしくお願いいたします。