帰り道


猫がないていた。


夜の駐車場で。


とても必死で


とても哀しい声。


「どうしたの!?


って聞いてみたけど


ちょっと振り返り


また


悲痛な声で


なきながら何かを捜しているようだった。


子猫がいなくなってしまったのか


誰かとはぐれてしまったのか


哀しいなき声が響いていた。





飼い猫を


病院に連れて行った帰り


キャリーを落としてしまい


驚いた猫が逃げてはぐれてしまい


見つけられず


半ベソで帰ったことを思い出しました。


猫は


一週間後に


ガリガリに痩せてしまいましたが


帰ってきました。


歩いたら15分くらいの距離でしたが


猫は道も方角もわからなかったので


必死で家を捜したと思います。

知っている風景にたどり着いたときには


どんなに安心したことでしょう。


今日の猫ちゃんが


捜していた誰かに出会えているといいな。


捜している場所にたどり着いているといいな。


必死さと哀しさが


尋常じゃなくて


胸に響いた。