鳩山総理大臣は、普天間問題と小沢問題で限界に達している。しかし、鳩山氏は「首相退任後、政界に残ってはいけない」と自民党の森元総理らを批判していたから、自身が退陣すると議員まで辞めなければならなく成っている。

 自分の発言によって、鳩山総理はギリギリまで総理大臣の椅子にしがみ付いるのだ。しかし、鳩山氏は辞めざるを得ないだろう。第一のタイミングは選挙に勝てないと判断した民主党党員による鳩山降ろし。第二のタイミングは参議院選挙で大負けして、政界再編が起こった時だ。


 ポスト鳩山は誰だろうか?


 ①菅副総理

   一番可能性があるのは菅副総理だ。菅副総理は内閣で何も仕事をしていない。国家戦略室長として、日本の戦略を練らなければならなかった立場にありながら、自民党時代の戦略をそのまま出しただけだった。

 主要国はこの大恐慌をチャンスと見ている。アメリカがスマートグリッドに多額の予算を付け、クラウドコンピューティングに政府が関与ている。韓国では、国家をあげて原発受注(軍事協力も含む形で)、高速鉄道売り込みをしている。中国は資源の囲い込みめざし世界中の利権を買い漁るとともに、労働集約型産業から高付加価値産業の誘致へと動いている。

 主要国がこのように動いている中、何もしないことで内閣と距離を置き、内閣の失敗の責任を自分に降りかからないようにしているのだ。民主党最大派閥を持つ小沢氏とも親しく総理に一番近いだろう。

 日本経済にとっては経済も知らず、戦略も持たない菅総理誕生は最悪のシナリオだろう。


 ②小沢幹事長

   小沢幹事長は民主党最大派閥を持つ。検察審査会から起訴相当と断じられた小沢氏が自身の保身のために最高権力者である総理大臣に立候補する可能性がある。その場合、最大派閥をバックに簡単に総理大臣になれるだろう。


 ③原口総務大臣

   小沢氏の操り人形として、総理に担がれる可能性があるが、幾ら「担ぐ神輿は軽い方が良い」とは言っても軽すぎる。党が分裂する可能性すらある。


 ④前原大臣、岡田大臣

   反小沢の総理大臣が選出された場合、小沢派および、社会主義派の離脱の可能性がある。



 日本経済に最も良いのは、政界再編だが、自民党を離脱した与謝野氏、舛添氏が野合を組んだことが最悪だ。自民党も、これらの新党も分裂させ、民主党も分裂させ、政界全体をきれいに再編させなければならない。

そんなことが出来るだろうか。