平沼氏を代表とし、与謝野氏を共同代表とする新党「たちあがれ日本」が旗揚げされた。党の綱領は



1.自主憲法
2.信頼される行政
3.社会保障制度、雇用の創造
4.資源戦略の確立
5.環境型先進国
6.教育の振興
7.選挙のための政治から、政策の実現へ


の7項目だ。


 第一番目に自主憲法が掲げられて独自性が認められるが、他の項目は、内容はさて置き、どんな政党も否定しない項目だ。この「たちあがれ日本」が他の政党と異なる点は第一項の自主憲法制定だけだろう。



 この自主憲法とは、「日本国憲法は連合国に押し付けられた憲法だから、日本が独自に憲法を作るべきだ」という主張の表れだ。


 日本国憲法は主権者が国民であると規定されている。つまり、憲法改正権者は国民だと言う意味だ。それを憲法改正でなく、自主憲法制定ということになると、主権者は国民ではないことになる。平沼氏の家系は人口の1%に過ぎなかった武士の家系であり、妻は徳川家、天皇家と関係する人だ。国民を蔑視した感情を持っていることは伺いしれる。平沼氏は、国民主権より、以前の天皇主権や、天皇を中心とする華族主権の政治制度により、国民を導く方が良いと考えいるのではないだろうか。


 保守と云うのは、長い歴史の中で生き残ってきた制度は淘汰に耐えて良いものが生き残ってきたはずだから、その制度を大きく変えることなく、少しずつ良い方向に変更した方が良いという考え方だ。生物の自然淘汰に近い考え方だろう。


 それに対して革新とは、良いと考えられるのもは今まで培われた伝統、制度は全く無視して、変革した方が良いという考え方だ。生物を遺伝子操作することに近いだろう。


 反動とは昔の制度の方が良い。昔に戻せという主張だ。



 国民主権による憲法改正でなく、自主憲法制定を目指す「たちあがれ日本」は反動政党ではないだろうか。