小沢氏が、参議院選挙前に民主党幹事長を辞任するのではないかと云う憶測が飛び交っている。小沢氏は、表面的な地位に固執する人ではなく、実質的な地位に固執する人だ。
政治屋にとって最も高い地位は、選挙を指揮する地位だ。選挙を牛耳るということは、その党員の議員としての政治生命を牛耳るということ、自分に逆らう奴は公認せず、当選させないことが出来る。また、党の支出はほとんど、選挙で使われる。選挙の最高責任者は、党の資金を管理することが出来るのだ。
小沢氏は例え幹事長を辞任しても、選挙の最高責任者の地位は絶対に手放さない。
それは、小沢氏の地位の変遷を見ても分かる。
2006年 小沢氏は民主党代表に成った。小沢氏は通常、党の金を幹事長に管理を任せるところを、自分で管理していた。
2009年 西松事件で、代表を失脚しても、代表代行選挙担当となり、選挙、民主党の金を牛耳りつづける。
2009年 民主党が政権を奪取すると、幹事長となり、選挙、金を名実共に牛耳り、民主党の全ての権力を握ると共に、政権与党として日本の実権を手に入れた。
小沢氏は、例え幹事長を辞任しても、選挙と金を牛耳れる地位を維持するだろう。それは、自民党でも起こったことだ。自民党の古賀氏は、選挙対策委員長と云う選挙の最高責任者を創設して、それに就任した。
小沢氏も同じように、幹事長を辞任して名目的な権力を放棄しつつ、実質的な権力を維持するだろう。
国民が小沢氏、民主党のまやかしの降格に惑わされるのかが、参議院選挙の勝敗に結びつきそうだ。