政府紙幣をしようとしても、そのデザインや偽造防止の検討など長い時間がかかる。日本経済はそんなことをしている時間はない。



 方法としては、紙に金額と印を押しただけの紙幣を作り、それを日銀の中にある政府の預金口座に入金する。その預金は実際には市場に出回らないように日銀内にとどめておく。



 金融機関との金銭のやり取りは日銀内の口座間取引で終わらせることができるし、紙幣が必要なら、通常流通している日銀券で口座から降ろしてくれば良い。それを市場で使う。つまり、単に、日銀券を刷ったのと同じ状況だ。




リベラル ゲート-政府貨幣




 政府紙幣の発行に抵抗があるなら、現状でも政府は硬貨(1円、5円、10円、50円、100円、500円)を発行しているので、硬貨発行なら抵抗が少ないかもしれない。たとえば、一兆円小判。もちろんこれも、市場には流通させないので、日銀の口座に入れる。


 政府紙幣の発行は、金融政策の新たな手段を手に入れることになる。景気が過熱しインフレ傾向が進めば、税金で集めた金を日銀に渡し、代わりに政府紙幣を返してもらう。政府紙幣をそのまま処分することにより、市場に流れる通貨を減らすことができる。