ギリシャの財政危機が明らかになり、さらにポルトガル、イタリア、スペインも危ないとされている。 これらの国は、ユーロを通貨としているため、自国で通貨を発行することはない。つまり、国債を償却するために、政府が紙幣を刷って渡すということはできない。
しかしながら、日銀と同じように欧州中央銀行(ECB)に国債を買ってもらう方法があるが、ECBでは格付けがA格の物しか買い取らない。
今、ギリシャの国債の格付けは、
BBB+/CWネガティブ/A-2
短期はA-2だが、長期はBBB+だ。買い取ってもらえない。
ギリシャ政府は国際を自国民に売るか、他国に売るかしない。もし、売れなければ、緊縮財政を取らなければならず、不況からの脱却は難しい。場合によっては、財政破綻が起きる。
ユーロ圏での経済の結びつきは強く、その破綻は他の国にも広がるだろう。
ポルトガル A+/ネガティブ/A-1
イタリア A+/安定的/A-1+
スペイン AA+/ネガティブ/A-1+
と広がっていくことが懸念されている。
ECBはユーロ圏の財政破綻を回避するために、ユーロをどんどん増発する可能性もある。そうなると、ユーロ安、円高が進み、日本経済に深刻な打撃を与える。逆に各国が財政破綻を防ぐために金融引き締めを始めると貿易立国の日本に深刻な影響が出るだろう。
日本がとるべき政策は、ユーロ安やドル安に合わせて日本円も下落させることである。つまり、インフレーションを起こす必要がある。この頑固なデフレ状態からインフレに持っていくには政府紙幣の発行しかないだろう。
なお、他の国の国債格付けは
米国 AAA/安定的/A-1+
ドイツ AAA/安定的/A-1+
日本 AA/ネガティブ/A-1+
中国 A+/安定的/A-1+