オバマ大統領の金融規制案に反応して、株価が下げている。銀行が ヘッジファンドに投資することを制限しようとしているからだ。ヘッジファンドは、世界中の株式市場、為替市場、商品市場に投資している。そこから資金を引き上げたら、暴落するだろうといわれている。
しかし、ヘッジファンドとは、リスクをヘッジして投資するファンドだ。具体的には、割高だと思われる株を売り、割安だと思われる株を同じ金額だけ買う。すると、株式市場全体が上がろうが、下がろうが、割高、割安を是正する様に動けば、必ず儲かることになる。(同じ業種内の株や親子上場株で行われることが多い)
このような投資スタイルを取っているヘッジファンドが市場から資金を引き上げても株価全体が動くことは無いはずだ。
ただ、もっと大きく売り買いポジションを取る場合がある。たとえば、日経平均売り、米ダウ30種買いと云う風に。その場合、ある国の株式市場が下がり、別の国の市場が上がることになる。トータルでは変わらない。
2009年は日本株の騰落は世界の株式市場の中で下から2番目だった。だから、割安であるというのは間違いで、PERで考えるとかなり割高な市場になっている。ヘッジファンドが日本株の売りポジションを持っている可能性がある。すると、オバマの金融規制で、日本株の売りポジションを外し、さらに割高に向かう可能性もある。