JAL破綻の原因とされているのが企業年金だ。企業年金は保険会社の養老年金のようなもの。従業員が掛け金を払い込み原資とする。
従業員が退職して、年金を貰う年齢に達すると、生きている人達だけに年金が支払われる。
問題は、従業員から払い込まれた原資を会社が4.5%で運用すると約束していることだ。実際には、デフレによって4.5%で運用するなどと云うことはまったく不可能で、差額はJALが負担していた。これはバブル後の低金利で多くの生命保険会社が予定利率を下回る逆ザヤ状態で破綻していったことと同じだ。
これは、デフレであるから起こる問題で他の企業でも起こる。現状でも大手電機メーカーが同様な状態だと云う噂がささやかれている。デフレを早期に克服し、金利が正常な状態にならないと同じ様に破綻する企業が出てくるだろう。
デフレを克服するには、市場に回る「円」を増やせば良いだけだ。だが、政府が行っている方法は、ゆうちょ銀行や普通銀行に国債を売って、「円」を調達して、その「円」を政府が使う方法だ。国内で資金を調達して国内で資金を使うなら、「円」が増えることにはならない。
打開する方法としては、
①全ての国債を日銀に買い取らせる。または、国債を他国に売る。
②政府紙幣を発行する。
③為替を円安にする。たとえば1ドルが180円にするように円売りドル買いを日銀がすれば、そのオペレーションにより多くの「円」が市中に出回ることになる。

