民主党に吸収合併されたはずの小沢自由党が、民主党を乗っ取った。
1)金と選挙での人事権を握った
民主党に自由党が実質的吸収合併された後、小沢氏は、選挙を任され、民主党の資金の管理と選挙での人事権を握った。小沢に逆らえば、候補者にしてもらえないし、選挙時に資金援助も無くなる。
一方で、民主党内の社会主義勢力に接近し、連合等の大きな支持基盤を得た。
2)参議院選挙を通じて、小沢派を大きくした。
3)小沢氏が民主党代表になっても、権力の源である資金の管理を手放すことが無かった。
通常、資金の管理は幹事長に任せるものである。当時の鳩山幹事長は小沢氏による処遇を甘んじて受けていた。
4)小沢氏が献金問題で失脚すると、意のままに扱える鳩山氏を民主党代表に据えた。
5)先の衆議院選挙で大勝したことにより、国会、党を全てを担うことになった。
これで小沢氏独裁体制の仕組みが作られた。
①国会は、小沢氏に任されているから、内閣が予算、法案を通そうとしても、小沢氏が納得しないと国会で議論すら出来ない。内閣は小沢氏の顔色を見ながら行政を進めなければならない。
②党員に対しては、議員立法の禁止、陳情の幹事長一元化で、党員の力をそぐ。
議員は選挙区の代表ではなく、議会での投票だけのマシーンになった。
6)独裁体制を強固にする。
独裁体制の仕組みを作っても、実質的に機能させなければ絵に描いた餅になってしまう。小沢氏は、独裁体制を強固にするために、精神的な縛りを掛けた。
①白を黒と言いくるめる。
独裁者は白を黒と言いくるめる。民主党は天下りを禁止していたはずなのに、小沢氏と近い官僚である斎藤氏を社長にする人事を行った。しかも、党内から何ら批判も出なかった。それは小沢氏が完全に党、政府を掌握したことを証明している。
②少しでも非難をした人を疎んじる。
政府人事、党人事では、小沢献金問題でクレームをつけた人、小沢氏に距離を置く人を疎んじた。名誉職であった党最高顧問の渡部氏でさえ、その任を解かれた。党員は、小沢氏の力を見せ付けられ、逆らう気力さえなくなっているだろう。
③政府の活動にクレームをつけ上下関係をはっきりさせる。
小沢氏は、仕分けグループにクレームをつけ、幹事長に謝らせた。これは、小沢氏の下に政府があることをはっきりさせることになる。
