フリーメイソンと言えば、世界を操る悪の秘密結社と言われているが、実際は互助団体である。互助団体でも、社会では非常に強い影響がある。社会的地位の低いメンバーは、社会的地位の高いメンバーに社会的地位を引き上げて貰い、逆に社会的地位の高いメンバーは、社会的地位の低いメンバーに押し上げてもらう。結果的に、フリーメイソンのメンバーは高い社会的階級に属することになる。


 日本では、東京にロッジがあるくらいで深く浸透していない。代わりに、日本ではもっと強い互助団体が存在しているのだ。それが「学閥」。省庁での学閥の力は絶大である。役人になるためには、まず公務員試験に合格しなければならない。筆記と面接があるが、面接の得点などは何とでもなる。各省庁に就職したいと考えたら、その省庁の自分の学閥と関係を作る。そこでほぼ就職が決まる。学閥から人事に誰々と云う者が受験しているが、○○省で仕事が決まっているから、できるだけ合格させてくれと圧力をかけることもあるだろう。就職後は学閥の一員として、互助的に地位を上げていく。


 日本でもっとも大きく強い学閥は東大閥だ。東大中退のホリエモンが言っているように、東大と卒業したことより東大に入学したことの方が重要だ。東大に入学すると云うことは、東大閥に入会したこととおなじだからだ。顕著な例としては、外交官を志望する者は東大に入学するが、試験に合格するとすぐに中退して外交官になることを目指す。東大に入る理由が勉強の為ではなく、学閥に入るための物だけなのだ。


 フリーメイソンが世界を支配している言われる以上に東大閥は日本を支配しているのだ。彼らは、国益、国民益より省益、それよりも学閥益を重視する。国民の血税が無駄遣いされる一端が学閥にある。

 学閥の日本支配をなくすためには、アメリカと同じように政権が管理職役人の人事権を握り、政権が変われば、管理職役人が変わるようにしなければならない。