古賀氏が自由民主党選挙対策委員長を辞意を表明した。選挙対策委員長は古賀氏が選挙対策の党四役として作らせた役職だ。従来、幹事長の役回りであった候補者の選定や選挙費用の管理を選挙対策委員長が担うことになった。つまり、党の人事や金の管理を行うという、幹事長の力の源を奪ったものが選挙対策委員長だ。


 選挙を管理できれば、自分の派閥の候補を優遇したり、自分の息の掛かった新人候補者を公認したりできる。実際、選挙を管理し続けた町村派は巨大な派閥に成長し、民主党の小沢派も民主党内で大きな派閥になっている。


 今回、古賀氏は候補者の名簿はできているから混乱は無いとしている。つまり、自分の意のままの候補者選定はできている。しかし、陣頭指揮を執らないから衆議院選挙の責任はないというわけだ。選挙対策委員長の美味しいところを取り、負けるとわかっている選挙では責任を取らないことで、党内での力を失わないようにする戦略だ。自民党は負けても古賀派は勝つかも知れない。