ヨーロッパでは宗教改革が起こり、プロテスタントでは、「人々は神の前に平等」「万人祭司」という考え方が広まった。その考え方では、神は皇帝にではなく、国民一人一人に主権を与えていることになる。
現代日本のように、宗教と政治が分離されている国では、神の概念を出すことはできない。そのため、主権は国民が生まれながら持つとされる。
皇帝の主権はいつでも好きなように行使できるが、国民の主権行使は、憲法の制定および改正の時のみに行われる。憲法は主権者の意思を表しているのだ。そして、国の最高権威は憲法ではなく主権者の意思なのだ。

