憲法改正には、両院の2/3の賛成と国民の過半数の賛成が必要とされる。国民主権であるから、国民の過半数の賛成は妥当だろう。しかし、両院の2/3の賛成は他の法案に比べても、きついように感じる。実際どうだろう。

 参議院では、2人区29、4人区12、6人区5、10人区1と比例区96人がある。憲法改正が争点で、国民の過半数が憲法改正を支持している場合を考えよう。半数毎改正の参議院選挙では2人区では三年ごとに一人づつ選挙をするので、国民の過半数が憲法改正を支持しているなら2人とも改正派の議員が選ばれる。同じように4人区では少なくとも2人は改正派だ。そして比例区では国民の比率そのままの議席数になる。
 それで計算すると58(2人区)+24(4人区)+20(6人区)+6(10人区)+48(比例区)=156
国民の過半数が憲法改正に賛成しているなら、少なくとも242議席中156議席は改正派が取る。これは64%である。2/3まで6人足りないだけだ。つまり、国民の過半数と参議院の2/3は同程度の難しさだ。

 一方、衆議院では小選挙区300人、比例区180人であるので、国民の過半数が改憲に賛成であれば、480議席中390議席が改憲派のものと成るはずだ。憲法改正に必要な2/3を越える81%の議席を占めることになる。国民の過半数が支持していれば問題なく2/3を満たす。

 国民の過半数が憲法改正に賛成すれば、憲法改正が成立する。