豚インフルエンザに対して指導力を見せ支持率を上げたい麻生内閣は、あまりにもお粗末な対応をしている。

 豚インフルエンザに罹った豚の死亡率は1%程度であり、弱毒性のインフルエンザと考えられている。それにも関わらず、舛添大臣が「季節性のインフルエンザワクチンの製造を止めてでも、豚インフルエンザワクチンを製造させる」と発言した。国民は今までにない感染したら命に関わるインフルエンザが発生したと感じたろう。
 麻生内閣が国が滅ぶ様な問題に立ち向かったという雰囲気を出し支持率を上げたいことは見え見えだ。

 季節性のインフルエンザのワクチンの日本の接種率は30%半ばである。それで死亡者は年によってばらつきがあるが1万人ほどだ。このような季節性のインフルエンザで日本人はパニックを起こしていない。

 ワクチンのない命に関わるインフルエンザだと煽られた国民は、インフルエンザに罹ったと思ったらすぐに病院に駆け込むだろう。患者が殺到して鳥インフルエンザのために備蓄していた抗ウイルス薬を使いきってしまう可能性がある。
 もし、その時、鳥インフルエンザが流行し出したら、強毒性のインフルエンザであるので死者は大変な数に登るだろう。

 豚インフルエンザの水際作戦も笑ってしまう内容だ。あんなことで防げるなら、インフルエンザなんて既になくなっているはずだ。どうやっても、流行は防げない。防ぐ必要もない。今までのインフルエンザと違う点はワクチンがまだないことだけなんだから。
 日本で流行しても、これから夏になるんだからインフルエンザは自然に収まる。だから、一度日本にウイルスを入れて、国民の何割かが感染し抗体を持つようにしたほうが、その後の冬の大流行を抑え込める。





 危機を煽って、不況を深刻化させるべきではない。