現在の株価の動きが政界恐慌時代の動きにそっくり、ここからさらに下がると云う記事が良く見られる。また、もう底を打った、今が買いだという評論家もいる。評論家たちは当たったら、それを宣伝し、外れたら黙り込む。ほとんどの評論家は株で食べている訳ではないので、下がろうが上がろうが知ったことではないのだ。
 しかし、評論家の意見を鵜呑みにして株取引をして大損する投資家もいる。特に、株価が上がり出すと、評論家の意見を聞いて新個人投資家が参入してくる。そのため、株価がどんどん上がる。個人投資家は儲かり、さらに大きな金を投資する。株価が価値より高く成りすぎたら、誰も買わなく成るから暴落し始め、個人投資家は大損する。
 そうならないためには、価値を正確に判断して、価値より株価が低ければ買い、高くなれば売ればいいのだ。だから、評論家の意見は無視したほうがよい。

 今後、どうなるかは政治を見た方がいい。日本は世界で一番最初に不況に入った。それは、政府のバカな政策のためだった。PHS不況と呼ばれていた。1)パチンコ規制強化によるパチンコ離れ、パチンコ台には種々の電子部品が使われていてパチンコ台の寿命も短く電子部品メーカーに取っては大きな顧客だった。2)準備もできていないのに建築確認の強化。需要があるのに建築できなくなった。3)サラ金の金利規制の強化。これにより、サラ金会社、クレジット会社が打撃を受けた。

 その後、日本は0金利政策の解除は慎重にすべきという海外の声を無視して、0金利政策をやめた。円キャリートレードで世界中に広がった日本円に基づいた信用拡大は急速に収縮に向かい大恐慌を引き起こしたのだ。

 世界各国で信用収縮を抑えるための政策を打っている。通常、金利など政策の効果は3ヶ月後に起きると云われている。去年からの政策と経済状況を見ても、政策は足りていないと思う。