どんな集団にも代表者がいる。家族では世帯主が代表者だし、県では知事、会社では代表取締役が代表者だ。国では元首と呼ばれる。


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 元首は、国の代表者だから、国と国の間の条約の署名や、国と国民との契約である憲法の公布を行う。日本国憲法には、次のように書かれている。



第7条 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。

1.憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。

5.国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。

8.批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。


 憲法は日本国の代表権者は天皇であることを示している。つまり、天皇は元首とされてる。しかし、代表権者としての行為は内閣の助言と承認がいる。これは、天皇に元首としての地位は与えるが、実権をまったく与えないという意味だ。例えるなら、無能な大名を立てて、家老が完全に実権を掌握しているようなものだ。


 元首が日本のように世襲で選ばれる制度を君主制、世襲以外で選ばれる制度を共和制である。