カラダにイイ事ナビゲーター★マモ★です。


IWJシネマトークに参加してから、ブログが健康ネタから、
政治ネタへとシフトしていますあせる

でも、TPPは我々一般市民の健康にも
非常に大きく関わってくることなので、
どうか我慢して?読んでね(笑)


米韓FTAについて書くつもりでしたが、
先にTPP賛成派の方の意見をちょっと見ておきましょう。

彼らの言っていることを先に否定しておいたほうが、今後読んでもらえそうなので。






参考にさせて頂くのは

みんなの党の江田憲司議員。

お茶の間では、まっとうなことを言う議員だと思われているはずです。

みんなの党はTPP賛成で、ご丁寧にその理由を語った動画がyoutubeにありました。


それでは、
江田議員(みんなの党)のTPP参加の主な理由と
その論理破綻を見てみましょうね♪



①日本は貿易立国であり、海外にうって出ないと駄目だ。
貿易立国でしか日本は生きていけない。
資源がないし、これからも技術力で生きていかないといけないのだ。

↓ 
イメージで話すのはやめましょう♪間違い!!!!

日本のGDPは約500兆円。
そのうち輸出量としては14%しかない。
日本は国としてしっかりと経済圏を成している内需国なんです。

その中でも輸出を伸ばすことは良いことですが、
TPPでは実現できません。

なぜなら、対米輸出金額は10兆円ほど。
つまり、仮にTPP加盟によってアメリカに輸出しまくって
今の倍輸出したとしても10兆円増えるだけです。

もちろん一部の日本企業は輸出増やしますよ~。

前回のブログで書いたトリクルダウンです。

だから、一部の人は大儲けです。でも庶民には関係ないんです。
ニュースにも流れるでしょうね。
その大企業が好調で、純利益が●●%伸びた!とか。
なんとな~く嬉しい気がしてしまいますが、
よくよく考えれば、庶民の生活には反映されませんよね。

あと、日本に資源がないというのも、
わざと言っているのかな??

そんなことはありませんよ。日本には資源になりうるものがいっぱいあります。




②当面のライバルは韓国や中国。
その韓国や中国は関税自由化品目が韓国が30%に対して日本が十数%
日本も自由貿易をすすめるべき。

 ↓
ちょっと変じゃないの?

そもそも、関税自主権を持つのは国として当然のこと。
関税がないことを誇るのは、どうなんでしょ??
関税自主権がないのは属国、植民地支配されているようなものです。

しかも日本は先も述べましたが内需が成立する国であって、
海外からその市場を狙われる立場にあります。
市場として魅力のない韓国と比べること自体おかしい。


そして、そして。
米韓FTAは酷いもの。。まるで植民地。

(これについては次の記事で)




③自動車産業で見ると、ヨーロッパは関税10%、アメリカは2.5%がかかる。
韓国は関税0だから安い。価格競争で負ける。
薄型テレビも海外市場では韓国製品ばかり。



まず、TPPの話でなぜEUの関税が出てくるの?(笑)

それはさておき、韓国製品が世界を席巻しているのは確かですが、
それは別に関税が0だからじゃありません。


端的に言ってウォン安の影響のほうが強いです。
輸出伸ばしたいなら、関税がどうこう議論する前に
円高をどうにかしましょうね!!江田さん!!
(できないでしょうけど。)

そしてなにより、日本は価格勝負はもともとしていません。



③日本は農業で飯を食っていけない。
反対派は農家・JAの票が欲しいからTPPに反対しているだけだ。
減反政策で価格維持政策などをして農家をこれまで保護してきた。
今後は農業を攻めの産業・輸出産業にすべきだ。


 ↓ 

大間違い!!!間違いすぎている!!!知らなさすぎる!!!!


まず、農業では飯を食っていけないという認識。
これは、即刻、考え方自体を改めるべきです。

最終的に人間は農業がなければ飯を食っていけないんです。
こんな当たり前のことも分からないのかな??

減反政策に関しても、あまりにも無知。
さも日本の農家が政府に守られているような口ぶりが頭にきます。

米の価格が減反で高値維持をしているような口ぶりですが、
ここ10年間で35%価格が下落しています。

日本の農業がいかに無防備かは、
先進諸国の農業政策を見れば一目瞭然です。



日本の野菜の関税はすでに一部を除けばほぼ3%以下。
農作物の平均関税は12%です。
国際競争と戦っているレベルにあり、そして頑張ってなんとか勝ち残っているのです。

そして。wikipediaから抜粋しますが、

農業所得に占める政府からの直接支払いの割合は、フランスでは8割、スイスの山岳部では100%、アメリカの穀物農家は5割前後というデータがあるのに対し、日本では16%前後(稲作は2割強)となっている。


先進諸国に比べて、いかに日本の農業が守られていないか分かります?


アメリカやフランスの農業がなんで強いか分かりましたか?

先進諸国が、どうしてこのような政策をとっているか理解できますか?江田さ~ん。しっかりしてくださいよ。。


補助金をつけられない途上国は、農産物にしっかり関税をかけて、
先進国の補助金農産物に国産品が淘汰されないように対策をしています。

繰り返しになりますが、関税自主権は当然の権利です。

農業というのは、大切なんです。

死守しなければならないもの、なんです!!!



あと、農産物を輸出と言っていますが、
自給率がこんなに低い国が何をおっしゃいますやら(;´▽`A``

自国民を養えていないのに、食糧を提供するなんて。

もちろん一部品目においては輸出を進めるべきですし、輸出できるものはどんどんすることには賛成です。

しかし、それがTPPに参加することで、実現しますか??
しませんよ~~~~。



④TPPは交渉事だから交渉すればいい。
絶対に守るべきものは例外交渉をしている。


疲れました。簡単に反論します(笑)

これは賛成派の人が必ず言うことですよね。交渉次第だって。
言っちゃ悪いですが浅はかです。

これもトリクルダウンの話。
この原理を考えれば、交渉など、あってないことがすぐに分かります。

これはアメリカ vs 日本ではないのです。

アメリカのお金持ちと日本のお金持ちがお互いさらに儲かるようにしましょうぜ!
という取り決めですから。

お互いの国の99%の庶民は泣きを見て、1%ずつの富裕層が笑う協定なんです。



※江田さんの例えも、メリットは自動車産業・電化製品のことばかりなのに気付きましたか?




⑤TPP交渉に参加しないと物も言えない。


なんで??
すでに加盟国の多くと貿易してますよ~。

江田さん本人も言っていますが、日本は世界3位の経済大国です。
TPPに参加しなくても、十分すぎるほど影響力を世界に与えていますし、ましてや物も言えないなんて、論理に無理がありすぎます。

もちろんTPPに参加することが前提で、TPPの枠組みが決まってから物を言うことは無理ですけどね。

江田さんのお話は、TPPに参加すること前提での話であって、ミスリードです。
TPPに入らなければ貿易ができないとでも??



⑥反対派は自分の既得権益を守りたいがために言っている。
医療が破たんする、混合診療が入ってきて医療が大変になる、
というようなことはまったく議論されていない。
だから大丈夫。そんなことは起こらない。



議論されていないから大丈夫。
それは根拠になっておりません。



既得権益を守ろうとしているのは、正解なのかな。

そしてそれは、江田さん。

あなたにも同じことを感じてしまいます。

そうでなければ、ただの勉強不足。


どちらにしても、いけてないっす。




以上、TPP賛成派の意見はおかしいってこと、分かって頂けましたか?


情報を鵜呑みにしてはいけないことがなんとなく分かるでしょうか?

鵜呑みにしないことと、疑うことは全く違うんです。