海底微生物の活動を初観察=下北半島沖の46万年前地層—海洋機構

 海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)などの研究チームは、青森県下北半島沖にある約46万年前の海底地層から採取した微生物が実際に栄養分を取り込む様子を世界で初めて観察したと発表した。研究成果は11日付の米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。

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 微生物の種類までは特定できなかったが、調査を行った同機構高知コア研究所の諸野祐樹主任研究員は「生命の起源や進化の解明、海底資源の研究につながる可能性がある」としている。
 研究チームは2006年、同機構の探査船「ちきゅう」を使い、青森県八戸市から北東約80キロ、水深約1180メートルの海底を掘削。海底から219メートル下の地層から試料を採取した。
 回収試料を詳しく調べた結果、1立方センチメートル当たり1000万個を超える微生物が、炭素や窒素を取り込む様子が観察できた。微生物の大きさは最大1000分の1ミリほどで、特にグルコースやアミノ酸といった代謝エネルギーが高い物質を与えると細胞増殖した。取り込む速度は大腸菌の10万分の1以下だった。
 研究チームによると、観察に成功した微生物は、海底地層と同様に約46万年前のものである可能性が高いという。  ~ 時事通信

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