「乳がん」かも、といわれたら-乳がんの最適治療2011~2012 (日経BPムック)/日経ヘルスプルミエ編集部
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1 運動すると乳がんリスクが低下-国立がん研究センター ~ 医療介護CBニュース


 国立がん研究センターはこのほど、「積極的に運動する女性は、しない人に比べて乳がんになりにくい」とする研究結果を発表した。

 研究は1990年と93年に岩手、秋田、茨城、新潟、長野、大阪、高知、長崎、沖縄各府県の10保健所地域に住んでいた40-69歳の女性約5万人について、2007年まで追跡した多目的コホート研究。研究開始時と5年後のアンケートから、仕事のほかに余暇運動を行う機会が「月3日以内」「週1-2日」「週3日以上」の3グループに分け、乳がんの発生率との関連を調べた。平均約14.5年間の追跡期間中、対象者約5万人のうち652人が乳がんになった。

 調査結果によると、「週3日以上」の余暇運動を行うグループは、「月3日以内」のグループに比べ、乳がんリスクが約3割低下することが分かった。さらに、肥満度を示すBMI(体格指数)25以上と25未満に分けて分析すると、BMI25以上のグループでは、「週1日以上」の余暇運動を行う群の乳がんリスクが「月3日以内」のグループより4割近く低くなることが分かった。
 一方、仕事や家事などを含む1日当たりの「総身体活動量」には、乳がんリスクとの関連は見られなかった。ただし、閉経後の女性では、「エストロゲン受容体」と「プロゲステロン受容体」が陽性の乳がんについて、余暇運動と総身体活動量共にリスク低下との関連が認められた。

 運動量と乳がんリスクの関連は海外の調査結果で既に報告されており、研究班では「日本人でも、余暇運動に積極的に参加する人は、しない人に比べ、乳がんになりにくいことを裏付けた」と指摘。「特に、閉経後や太り気味の女性は、週1回でも余暇に運動を取り入れることが乳がん予防につながる」とし、生活習慣の改善を訴えている。

2 オトコの更年期障害が増加中のワケ! ~ web R25


更年期障害といえば、40~50代の女性に特有の症状という印象が強い。男性には無縁と思われているせいか、20~30代の男性だと興味すらない人も多いだろう。だが近年、男性でも更年期障害になる人が増えているという。それも、30代で悩む人もいるらしいので、読者世代でも他人事ではない。そこで更年期障害について松江堂薬局を経営する漢方薬の専門家、松江一彦氏に詳しく聞いてみた。

「女性の更年期障害は卵巣の機能低下によって、エストロゲンなどと呼ばれる女性ホルモンのバランスを崩すことによって起こる症候群のこと。症状はめまいや頭痛、疲労感など様々で、精神的にも不安定になり、日常生活や仕事に支障を来すケースも」

では、近年増えているという男性の更年期障害は?

「男性の場合も本質的なメカニズムは同じです。テストステロンと呼ばれる男性ホルモンの分泌が低下することで、頭痛や疲労感などの様々な症状に加え、性欲の低下やEDなど、性機能の障害などが出るものです。テストステロンの分泌量は一般には加齢とともに低下しますが、30代の男性で、60代の男性より低かったケースもあります。近年では30代で更年期障害を迎える人が増えてきたなんて話もありますが、確かに私のところにも35、6歳の方が治療のために訪ねてきた例がありますよ」

なんで30代から更年期障害になる人が増えているのでしょう?

「テストステロンの低下は加齢のほか、ストレスによっても引き起こされることが分かっています。今の30代が直面している環境を考えれば、それもうなずけるところですよね。仕事の責任は増える一方、不況で若手は増えないまま、そのストレスで食生活が乱れ、メタボリック症候群の道へと進んでいく。さらに悪いことには、メタボリック症候群の患者のテストステロンの値は低く出るという報告もあるので、結果、更年期障害の症状が出てしまうのです」

20代や30代の男性ができる予防策は?

「更年期障害になりやすいのは、ストレスを溜め込みやすい人に加え、真面目な人や無趣味の人も含まれます。生活習慣を改善して、ストレスと上手に付き合うほか、趣味を持ったり、オシャレに工夫をして気持ちを若々しく保つことなど、生きるモチベーションをうまく高めていくことが大事です」

なるほど。ストレスの解消がポイントみたい。だけど、R25世代としては増える仕事に負けじとプライベートを充実させる必要があるので、上手な時間の使い方が問われそう。

男の更年期障害を治す (健康ライブラリー)/天野 俊康

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