1 安くておいしいよ=富山産ホタルイカが旬―築地市場 ~ 時事通信


 春の味覚、ホタルイカの定置網漁が富山湾で活発化し、昨年よりも安値で取引されている。5月にかけて水揚げはさらに増えるとみられ、一層手軽に味わえそうだ。
 3月1日に解禁された富山湾のホタルイカ漁は当初、極端に低調。地元の研究機関も今年5月末ごろまでの漁獲量について、過去10年の平均(2064トン)を大幅に下回る1100~1300トン程度と予想した。
 しかし、4月に入って漁は好転。産地関係者は「3月までは寒かったせいか低調だったが、4月に入って暖かくなり水揚げのペースも上がってきた」と、今後もコンスタントな漁獲が期待できるとみている。
 東京・築地市場(中央区)では、4月中旬の卸値がトレー1枚(ボイル、約400グラム)当たり500円ほどと前年の半値。卸会社は「入荷が急に増えたことに加え、震災などの影響で水産物価格が全般に抑えられていることが安値の要因」(東都水産)と話す。
 ホタルイカの身質については、「みそ(はらわた)がたくさん詰まってふっくらしており、この時期、例年にましておいしい」(同)とPRしている。 


2 カツオ捕れない 紀南の漁師ら悲鳴 ~ 紀伊民報 

 和歌山県紀南地方でカツオ漁が本番を迎えているが、過去最悪の不漁ペースで推移している。「すさみケンケン鰹(かつお)」のブランドで売り出している和歌山南漁協すさみ支所(すさみ町)では、今年に入って昨年同期の15%ほどの約40トンしか水揚げしておらず「これまで経験したことのないほどの不漁」と悲鳴を上げている。

 和歌山南漁協すさみ支所によると、漁は例年、1月ごろに始まり、5月中旬まで続く。水揚げは、1月が333キロ(昨年同期5・5トン)、2月が10・52トン(同19・6トン)と少なく、例年水揚げが増え始める3月でも19・3トン(同124トン)だった。4月も20日までで10・2トンしかなく、昨年4月の122・7トンを大きく下回りそうだ。1~4月の水揚げは2008年203トン、09年160トン、10年272トン、今年は4月20日までで40・3トンと大幅に少ない。

 大きさは平均2キロほどで1キロ1300円程度で取引されている。例年より300~500円高いが、漁協関係者は「割に合わない」と話している。漁船の燃料費も高騰し、不漁に追い打ちを掛けているという。

 漁師歴50年ほどという赤木勝さん(71)=すさみ町周参見=は「これほど捕れない年は知らん。魚はどこにいるのだろうか」と嘆く。和歌山南漁協すさみ支所の岸正嗣さん(58)も「すさみの漁協に勤務して40年になるが、これほど少ないのは初めて。この時期のカツオは漁協の売り上げの中心で、年間の7~8割ほどになるので、このまま続けば非常に厳しい。ただ、21日に四国で釣れ始めたようなので、これからに期待したい」と話している。

 県水産試験場(串本町)によると、田辺、すさみ、串本の3漁港の合計漁獲量も少なく、2月は20・3トンで1993年以降3番目に少なかった。3月は49・1トンで、平年の2割程度しかなく過去最低となった。最盛期の4月も21日までにわずか22トンしか水揚げされておらず、最低だった1999年の120・8トンを大きく下回りそうだ。

 今年のカツオ漁は、ひき縄漁で有名な高知や千葉、八丈島なども不漁となっている。紀南沿岸の潮の流れや海水温などは良好であることから、日本沿岸へのカツオの回遊自体が少ないとみられている。
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