GW間近…自粛・風評に脅える観光業界「即地域が衰退する」 ~ 夕刊フジ
まだ間に合うGWの旅行予約。自粛ばかりでは復興できない
東日本大震災と福島原発事故の影響で、旅行業界が悲鳴を上げている。自粛ムードが市場を冷やし、放射能とは無関係の観光地を風評被害が襲う。ゴールデンウイーク(GW)を間近に控えるが、予約はふるわない。業界関係者は「自粛しないことも復興の一助」と巻き返しに躍起だが…。
箱根、熱海に並ぶ東京の奥座敷、栃木県日光。歴史ある温泉地が衝撃に揺れている。
鬼怒川温泉の老舗、鬼怒川温泉ホテルの担当者は「この一帯は、福島県につながる東北道の沿線というだけで敬遠されています。原発から山を隔てて100キロ以上離れており、まったく関係ないのに」と肩を落とす。
かき入れ時のGW。普段なら予約でいっぱいになるが、原発の風評被害が襲う。
同ホテルでは、80周年を記念し、宿泊料金を格安にした「80周年感謝プラン」を準備していた。地震に見舞われても、できたてのグリル料理やステーキ、天ぷらが楽しめる石窯ダイニングは無事だった。3月19日には大浴場も大規模リニューアル…。なのに、ピークの5月3~4日で予約は6割程度。他の日程では2~3割という。
「一時は計画停電も追い打ちをかけて、大口団体を中部電力管内のホテルに一気に持っていかれました」と先の担当者。
だが、負けてはいられない。福田富一・栃木県知事の「観光安全宣言」に勇気づけられ、先のプランを「栃木・日光安全宣言! 感謝の特別プライス80周年感謝プラン」に衣替え。「今年は限りなくゆったりお過ごしいただけるはずです」(同)とアピールする。
海外旅行も余波を避けられなかった。この時期、人気コースは予約で埋まるが、今年は違う。旅行会社にキャンセルが殺到、業界大手のジャルパックでも地震発生後、予約者数が一時46%減まで落ち込んだ。
「女性に人気の台湾などは、料金も手軽で日本から近いこともあり、ここ数日、多くの引き合いをいただいております」(同社販売部)と復調の兆しもあるが、自粛の痛手は大きい。
「観光やグルメ、美容まで女性の要望を意識した商品ラインアップをそろえており、今からでも十分に予約可能です。国内感覚で出かけられるアジア各国にぜひ注目してください」(同)と巻き返しに躍起だ。
GWは好みのツアーを予約するだけでも難しい。だが、今年は過度な自粛で、例年ほどの混雑はない。考えようによっては、予約が取りやすい状況ともいえる。
この震災で祖父や親族を亡くした岩手県釜石市出身の観光ジャーナリスト、千葉千枝子さんは「観光産業の停滞は、即地域の衰退につながります。いまも被災者が苦しんでいるのに…という心情も十分理解できますが、被災地の中にも営業を再開するレジャー施設も出ています。過度な警戒や自粛で遠出を控えている方は、外出も復興支援の一つと考えて、GWの旅行を検討してほしいですね」。自粛を解くのも復興の一助-。心からそう思っている。
多数のデマ流布 警察庁が注意喚起 ~ 毎日新聞
東日本大震災の被災地で「略奪が多発している」など多数のデマがインターネットの掲示板やメールで流れていることが1日、警察庁の調べで分かった。不安を感じる被災者の相談も相次いでおり、警察当局は、悪質なデマの削除をサイト管理者に依頼する一方、被災者に惑わされないよう呼びかけている。
警察当局が確認したデマは「ナイフを持った外国人グループが盗みをしている」「女性が暴行されている」「ショッピングモールで略奪が起きている」「支援物資の盗難が相次いでいる」など。被災地の地名とともに流布しているケースが多い。知人への転送の呼びかけを添付して送信される「チェーンメール」や、ネット上の掲示板への書き込みを通じて広がっている。
警察庁によると、被災地では商店からの品物の持ち去りや乗り物盗は発生しているが、強盗・強姦(ごうかん)事件の発生や外国人窃盗グループの存在は把握されていない。警察庁は「被災者の不安をあおることを意図したようなデマもある」とし、不確かな情報をメールで受信した時も、安易に転送しないよう呼びかけている。
都心のオフィス空室率、過去最悪 大型ビルの完成響く ~ 産経新聞
オフィス仲介大手の三鬼商事が発表した3月末時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)オフィスの平均空室率は東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)は前月比0・09ポイント悪化の9・19%となった。
上昇は3カ月連続で1989年の調査開始以来、最も高かった。
大型新築ビルの完成などで募集面積が増えたためという。
空室率は昨年後半以降8%後半~9%台前半で推移しており、都心のオフィス空室率の底打ちの兆しはいまだに見えない。
東日本大震災や福島原発事故で景気にも影響が出れば、さらに空室率が上昇する可能性もある。
