葬送の自由と自然葬―うみ・やま・そらへ還る旅/著者不明
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<自然葬>「散骨」のニーズ高まる 取扱業者も増加~毎日新聞

 遺骨をお墓に入れず、海や山などに散骨する自然葬に注目が集まっている。「千の風になって」のヒットなどでお墓を巡る考え方が変化してきたことや、核家族化など家族を取り巻く社会変化も背景にあるようで、神戸港でも昨年から海事代理業者が海洋自然葬を執り行うなど、ニーズは高まっている。

 散骨はNPO法人「葬送の自由をすすめる会」(東京都文京区)が91年、神奈川県の相模湾で行ったのが日本で初めてとされている。その後、同会では20年間で約2900人を自然葬で弔っている。海洋への散骨は船舶を使用するため、国土交通省に航路使用の届け出や許可を受けなければならないが、散骨自体、届け出や許可が必要とされておらず、最近では取り扱う業者も増えているという。

 神戸市内では昨年秋、海事代理業の「海晃(かいこう)」(同市中央区)が須磨沖などで散骨する海洋自然葬を始めた。社長の政水(まさみず)宏さん(69)も「自分の骨は海にまいてほしい」と願う一人。趣味のスキューバダイビングで海の雄大さを知ったことや、墓の維持管理で子どもたちに負担をかけたくないと考えたのがきっかけだという。遺骨は粉末にし、小型船(9.1トン)から遺族が海にまく。周辺をクルーズするプランなどもあり、料金は7万~30万円という。

 政水さんは「シンプルでお金をかけず、心のこもった供養になる」と話す。命日などに海上で参拝する事も可能。これまでに7件の海洋自然葬を実施し、申し込みも多数寄せられている。独居の高齢者から「身寄りもないので死んだら散骨してほしい」との申し込みもあるという。

 昨年11月に夫(77)を亡くし、海晃に散骨の相談に訪れた主婦(70)は「生前、夫は須磨の海に散骨してほしいと話していた。プロに任せ、法律にのっとってやってもらえれば安心」と話し、三回忌を過ぎたころに散骨する予定という。

 自然葬の問い合わせは、「葬送の自由をすすめる会」(03・5684・2671)、「海晃」(078・391・3880)。

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すべてに「ありがたい」と思う

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