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F1ドライバーのすごいところは、大きく分けて3つあります。
一つ目は体力
二つ目はテクニック
三つ目は度胸です。
意外と体力はいらないのでは、と思っている人もいると思います。が、それは大間違いで、相当な体力が必要になります。
まず首の力です。皆が知っているようにF1マシンはフロントガラスがありませんから、ヘルメットをかぶっているとはいえ、風がもろに当たります。これに耐えなければなりません。カーブでは遠心力もものすごいですから、これにも耐えなければなりません。
それから体がG(ジー:重力加速度の単位)に耐えなければなりません。F1ドライバーが受けるGは、ブレーキのときが一番大きく、最大で4Gから5Gを受けるそうです。
60キロのドライバーがいたとしたら、240キロから300キロの力が体に加わるわけです。それに耐えなければなりません。そして決勝では1.5時間くらい走りますから、相当な持久力が必要になります。一般の車で急ブレーキをして感じるGというのは、大きくても1Gくらいだそうです。
いかにF1マシンがすごく、それにドライバーが耐えているかが分かりますね。
こういうのは映像では判りにくいものです。しかもF1ドライバーは普段疲れた表情を出さないですからなおさら判りにくいですね。
昔テスト走行中に呼吸と脈拍を測る実験をしました。観た人もいるのではないでしょうか。ほとんどのドライバーが、ストレートで息をして、コーナーでは息を止めているようです。これは映像と一緒に流れていた呼吸音で判りましたね。よって、ほとんどのドライバーがストレートを走っているときに無線でピットと交信します。
コーナーで息を止めるのは、強烈なGに耐えるのと、集中力を保つためです。
心拍数は多い人で200を超えるようです。人によっては250くらいまで行くとか。これはそうとう激しい運動をするアスリートの脈拍数に該当します。
F1ドライバーはこれを1時間半も保っているわけですから、相当な頑丈な肉体が必要になります。
こういう体の状態のまま、コーナーを曲がるテクニックや、ブレーキングのテクニック、オーバーテイクのテクニックが必要になってくるわけです。
マシンはただ与えられたものを運転すれば他人よりも速く走れるわけではなく、細かいセッティングは自分で決めなければなりません。
よって、セッティング能力も重要になってきます。そして何よりも300キロを超えるスピードで走るわけですから、度胸が必要になりますね。
世界でたった20人しか走れないF1の決勝ですから、度胸とものすごいプレッシャーに負けない強靭な精神力も必要になりますね。
とにかく、F1ドライバーはすごい人たちですね。
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