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タコとの縁は古代から? 大阪市内で大量の蛸壷出土~産経新聞
大量に見つかったイイダコ漁用の蛸壺(大阪市博物館協会・大阪文化財研究所提供)(写真:産経新聞)
大阪市西成区の天下茶屋北で、古墳時代前期(4世紀)のイイダコ漁用の蛸壷(たこつぼ)100個以上見つかったことが19日、分かった。調査をした市博物館協会・大阪文化財研究所などによると、これほど大量の蛸壷の出土は近畿では珍しい。「たこ焼き文化」が浸透する大阪で、古代からタコ漁が盛んだったことを示す資料になりそうだ。
蛸壷はいずれも高さ7~11センチ、直径4センチ前後で、ほぼ完全な状態で見つかった。上部に穴があり、ひもを通して蛸壷をつなぎ海に沈めたらしい。イイダコ漁は、大阪湾や播磨灘などでは弥生時代中期(紀元前3世紀ごろ)に始まったとされるが、これまで蛸壷の出土は多くても数十個程度。
現在は、たこ焼き用のタコなどマダコ漁が中心だが、地元漁協などによると、イイダコ漁は底引き網漁で行われ、30年ほど前までは蛸壷が使われていた。
大阪の泉州地域などでは生後100日目に食事の格好をする「お食い初め」でイイダコが使われる風習が残り、森成元・大阪府教委文化財保護課主査(民俗学)は「今回の発掘は、古代からタコが大阪文化と切っても切れない関係だったことがうかがえる」と話している。
発掘調査では、干潟に生息するエビやカニの巣穴も見つかり、調査担当の小倉徹也学芸員は「発掘現場は今は大阪の市街地だが、当時は入り江だったのでは」と推測する。発掘現場はすでに埋め戻されている。
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