きくたんさんから


「何でオレだけがこんな目に・・・」


何が何だかわからなくなってしまうとき、

一歩も前に進めないとき

そんなときはあります。

なぜそうなってしまったのでしょう?


すべてあなたにその原因がある。

 しかもあなたの“心”に原因がある。】

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まだ20代だった時ですが、

先輩より人間関係のアドバイスをいただいて

強く心に残っていることがあります。


こんなことがあったのです。


AさんとBさんは

私から仏教の話を聞いていた主婦の方です。


Aさんが私にBさんの悪口を言われるのですが、

一方的な話が延々と続きます。


聞くに堪えなくなって私が

「いや、それBにはきっと事情が、、、」

「Bにもいいところがあるよ。」


するとAさんは

「私のことわかってくれないヽ(`Д´)ノ」

と涙目で、ものすごい勢いで

腹立ててしまったことがありました。


尊敬する先輩から

こんなときの対処法をお聞きしたのですが、

うなったものです。


今もできているとはいえませんが、

自戒を込めてそのとき言われた内容を

おおまかですが、書いてみます。


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客観的に考えれば、理屈から言っても

どうみてもAさんが間違っているだろう、

という場合であっても、

どれだけ誰かが理路整然と話しても

全然Aさん、理解してくれないだろう。


「Bさんは嫌い。」

理屈はどうあれ、その感情で覆われているから。


そんなこと説明しても、

解決にならないことがほとんどだ。

そんなときは理屈を捨てた方がいい。

ひたすら共感せよ、その人の感情に入って。


情の世界で聞けば、

Aさんの言うことはよくわかるよ。


理屈では間違いでも、

それを捨ててかかるんだから。


Aさんの感情に入っていくんだ。

そして全面的に肯定する。


そしてBさんと話すときは

Bさんの感情に合わせるんだ。

 

どちらにも

 「わかります。」だ。

十分理解してあげる。


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そこで質問させていただいたのですが、

「じゃあ、AさんとBさんの

 両者いるところではどうするべきでしょうか?」

「決まってるじゃないか。

 そんなところには絶対

 出て行かないことだよ。」

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ある歴史の本のエピソードに

感銘を受けましたので、紹介します。


秀吉がその才能に惚れ込んだといわれる堀秀政に、

生まれつき泣き顔の部下がいました。

その男は嫌われ者でした。

その男の顔を見ただけで、暗くなってしまうからです。


なかには、

「あんな顔をみているとやる気が失われます。追放して下さい」

というものさえ出たそうです。


しかし、堀 秀政は

「どんな人間も必ず活かす道があるはずだ。

あの男は私のかわりに葬式にいかせるようにしろ」

と命じたのです。

泣き顔の男は感動しました。


いつも、うとまれ、陽の目をみることがなかったのに、

殿様の代理を仰せつかったのですから。


しばらくして、葬式をだした側が礼をいいにきました。


「堀様とはそれほど深いご縁でもございませんでしたのに

 亡くなりましたもののために、あれだけのお嘆きをくださる代理を
 頂戴しましてお礼の申しようもございません。」


堀 秀政はこういったそうです。

  
「どんな人間にも活かす道があり、
 短所が長所にもなる。そして、

 人を喜ばすことが出来るのだ」


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漢方の名医の目には、

薬草にならない草はないと言われます。


私の尊敬する精神科医の明橋大二さんも

著書の中でこのように書かれています。


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▼キレる子どもは、たいてい、本当は、人一倍気を遣う、

 優しいところを持っています。

▼言うことを聞かない子どもは、

 自分の意思をすでにちゃんと持っています。

▼何事も動作が遅い子どもは、

 物事にじっくり取り組むタイプかもしれません。

▼やんちゃな子どもは、今の子どもが忘れた(かもしれない?)元気を

 いっぱい持っています。

▼おとなしい子は、人の気づかないことにも気がつく、

 敏感なところを持っています。


足りないところばかり目について、

あれもダメ、これもダメ、と、

ついつい言ってしまいます。


でもそうするとそのうち、

子どもは、自分の存在自体がダメなんだ、

と思ってしまうかもしれません。


ところが、違う目線で子どもを見てみると、

あんなに問題児だと見えた子も、

なぜかいとおしく、輝いて見えてくるから不思議です。


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堀秀政や明橋さんのように

こんな暖かい視点を持てる人になりたいものです。