ベンジャミン・フランクリンの13の徳目
こころが変われば、態度が変わる。
態度が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、人生が変わる。
スイスの哲学者、フレデリック・アミエルの言葉
自然は、すべて習慣と法則でできています。
秋になれば、畑にはイチジクができます。
冬になれば、雪が降ります。
春になれば、桜が咲きます。
夏になれば、畑にトマトやきゅうりやなすびができます。
成功している人は、成功者の習慣を身につけているし
うまくいっていない人は、うまくいかない人の習慣を身につけています。
ただ、人間の習慣や人格を変えるのは、一日や二日で、変えられるものではありません。
ベンジャミン・フランクリンは13の徳目を自分で作りました。
そして、その徳目を身につけるために一週間に一つの徳目を実行することに意識を集中して、良い習慣を身につけようと実践していました。
① 節制 頭が鈍るほど食べないこと。酔って浮かれ出すほど飲まないこと。
② 沈黙 他人または自分自身の利益にならないことはしゃべらないこと。つまらぬ話は避けること。
③ 規律 自分の持ちものはすべておくべき場所を決めておくこと。自分の仕事はそれぞれ、時間をきめてやること。
④ 決断 やるべきことを実行する決心をすること。決心したことは必ず実行すること。
⑤ 節約 他人または自分のためにならないことにお金を使わないこと。すなわち、無駄なお金は使わないこと。
⑥ 勤勉 時間を無駄にしないこと。有益な仕事に常に従事すること。必要のない行為はすべて切り捨てること。
⑦ 誠実 策略をもちいて人を傷つけないこと。悪意をもたず構成な判断をくだすこと。発言するさいも同様。
⑧ 正義 他人の利益をそこなったり、あたえるべきものをあたえないで、他人に損害をおよぼさないこと。
⑨ 中庸 両極端を避けること。激怒するに値する侮辱をたとえ受けたにせよ、一歩その手前でこらえて激怒は抑えること。
⑩ 清潔 身体、衣服、住居の不潔を黙認しないこと。
⑪ 平静 小さなこと、つまり、日常茶飯事や、避けがたい出来事でこころを乱さないこと。
⑫ 純潔 性の営みは健康、または子孫のためにのみこれを行って、決してそれにふけって、頭の働きを鈍らせたり、身体を衰弱さ せたり、自分自身、または、他人の平和な生活や信用をそこなわないこと。
⑬ 謙譲 キリストとソクラテスにみならうこと。
ベンジャミン・フランクリンは、この13の徳目を1週間に一つ身につけようと注意して、表をつくってチェックしました。
そうすると、13のすべての徳目をやり終えたら、それを一番目から繰り返しました。
すると1年で4回繰り返し13の徳目を身につける訓練ができます。
そうして、フランクリンは、悪い習慣を克服しようと努力していました。
それくらいしないと、人間の習慣というものは、カンタンには変えられないということを、フランクリンは、はっきり意識していたんですね。
ナポレオン・ヒルは、宇宙の習慣形成力によって支配されないものは、何ひとつとしてありません。と言っています。
ただ、自然の習慣は変えられないのに対し人間の習慣は、変えられるんですよね。誰が変えるのかというと、それは自分自身なんですね。
