キクタンさんから


誰かに必要とされた時

私達は意気盛ん、元気がわいてきます。


必要とされる人との出会いには、

人生を変える力があります。


■シルベスター・スタローンの出世作「ロッキー」では

町のクズと言われ、

邪魔者扱いだった不良のロッキーが

エイドリアンという薬局の女性に頼られ、

彼女を幸せにするんだ、と燃えて、

チャンピオンを目指すという物語でした。


「自分なんかいないほうがましだ(`ε´)」

と存在意義のない苛立ちから

すさんだ人生を送っていたロッキーが

自分が必要とされていることを知り、

チャンピオンに立ち向かう姿に、

当時小学生だった私も感動したものです。


■奥さん、子供に必要とされて、

世のお父さんは疲れた身体に鞭打って、

頑張っています。


会社でも「わが社には君の力が必要なんだ!!」と励まされれば、

勇気百倍みなぎる気持ちになります。


自分を必要としてくれる人のそばで生きること

この喜びは「焼肉食べ放題」といった

刹那的、肉体的快楽とは比べようもありません。


食事、ささいな会話、いや、会話がなくても

図書館で隣に座って、一緒に勉強しているだけで

そばにいるだけで自動的(オートマチック)に幸せになれます。


■逆に「お前、いたんか?」という扱いを受けると、

意気消沈してしまいます。


家庭でも相手にされない、

職場でも、いてもいなくてもいい存在、となると

居場所がなくて、辛くさびしくなります。

生きてはいけません。


ものには恵まれていても、

美味しいものを食べたり、

旅行に行っても

その孤独はもう癒されるものではありません。

■だから人は、必要とし、必要とされる人との絆を

己の命としています。


そして、そんな人との出会いを必死に求めて

さまよい続ける孤独な旅人の愁嘆の声が

周り中から聞こえます。


これを仏教では「孤独地獄」といわれています。


【去る者は日々に疎し】

「近寄れば さほどでもなき 富士の山」


■哲学者ショーペンハウエルが語った

「ヤマアラシのジレンマ」

という寓話を思い出します。


「生きる理由を教えて」ズバリ示された     親鸞聖人の明答

二匹のヤマアラシが

冬の寒さに耐えかねて、

互いに暖めあおうとして、

身を寄せあいました。


しかし、あまりに近く

身を寄せあったため、

二匹のヤマアラシは、

自分の体に生えているハリによって、

互いに相手を傷つけてしまいました


その痛みから、二匹のヤマアラシは、

相手から離れたのですが、

今度は、また、寒くてたまらなくなりました。


そこで、ふたたび二匹のヤマアラシは、

身を寄せあいました。

するとまた、

互いに相手を傷つけてしまうのです


こうして二匹のヤマアラシは、

離れたり、近づいたりを繰り返し、

ジレンマに陥っている・・・

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