黒木さんのメルマガから
トヨタ、ホンダなどと並んで日本ブランドを代表するSONYが、
海外では知名度ランキングで韓国のSAMSUNに抜かれている。
BRICS(Brazil・Russia・India・China)とは、 経済発展が著しい新世代の国々をいうが、
中でも人口10億人を越えるインドではすさまじい変転で、
ホンダが現地生産で一八秒間に一台、
日に一万台以上もバイク生産しても需要に追いつかない熱気。
産官学協力の、慶応大学電気自動車チームで夢の電気自動車
「エリーカ」の開発に携わった堤健一さんは1960年生まれ、滋賀県大津出身。
現在は三菱自動車で手腕を発揮し、電気自動車『i」』開発で活躍中。
富士スピードウェイで 自ら運転して「K4・GP」に出場するなど行動派である。
その「エリーカ」と呼ばれるリチウムイオン電池で動く八輪車が一般公道を走った。
床がバッテリーになっていて充電するだけで距離200kmを
ガソリン一滴も使わずに走行する。
ジャンボ機の離陸スピードが時速350km、新幹線のぞみが290kmに対して、
時速370km! 加速もスーパーカーの比ではない。
ポルシェ、フェラーリの最速車がはるか後ろからついて来る。
船井幸雄氏、HISの沢田秀雄氏、小泉元総理等も含めて
私も試乗させてもらったが、まずエンジンがどこにも無いので、まったく音がしない。
マフラーも無い無音では、暴走族は近い将来いなくなってしまうと確信。
各車輪がモーターで動くので必要なのは配線のみで、室内は広く、振動も無い。
速度160kmに達するのに7秒で、
宇宙の静寂の中をロケットに乗っている感覚である。
ジャンボ機は1分間にドラム缶1本、一時間に10トンの燃料を消費する。
JALがおかしくなった一因に、この燃費効率の悪い1968年代に開発された
B747を世界最大の保有会社として米国からちやほやされていつまでも温存し、
他社みたいに次々に新機材へ転換するのに大きく遅れたことも多いにある。
トヨタのプリウスはリッター35.5km走行と進化し続けて米国のビッグスリーを
驚愕させているが、まだその基本動力源は有限の化石燃料である。
休憩中の充電だけで更に200km走行と無公害で際限なく走行可能の車が
地球上の大勢を占めるとどうなるか。
石油が高騰するたびに家庭用の太陽電池装置が普及し、
自動車にもエンジンがなくなる時代がそこまで来ている。
レコード針屋がこの世から消滅したように、ガソリンスタンドが過去の語り草になり、
産油国は衰退して元の砂漠の民に戻るのは時間の問題であろう。
スーパーで買い物中に、電源プラグに差し込むだけで、
あるいは超電導の床上に駐車しておくだけで充電できる、燃料ゼロの時代へ。
日本発の電気自動車が、世界を変える日がやって来る。
日本が誇る技術力。
だが、最近の若い世代には貴重な知的財産を
マニュアルで教えなくてはいけないのがネックだと言う。
言葉で伝えきれない知識や匠の技の『暗黙知』をいかにして盗む
ハングリー精神が途上国並みにあるかどうか、それが日本の岐路を決める。
「人が云う」で「伝える」になる。
誰が正しいか、ではなく、ナニが正しいか、正確に教え、
より正確な羅針盤を見せてあげることも技術であると、
那智勝浦に家族を残して単身赴任中の若き匠の堤さんは言う。
“成幸学・正面教師”(講談社) より
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