楽しい読み物です

↓↓↓

成「幸」学 人生の「正面教師」たち/黒木 安馬
¥1,365
Amazon.co.jp
黒木さんのメルマガから

リーダーシップの頭文字を、私はこう説明しています──。


LEADER ⇒ 


1LISTEN(聴く)  良き人生のライバルとして上手な聴き手。


聴くと聞くでは大きく違う。『聞』の漢字は、門の前を歩いていたら偶然耳に入ってきたと書きます。
『聴』は、耳と心と目を使って+思考での組み合わせですね。
相手の話を聴く時には、仕事をやりながらだとか、横向きでは誠意が伝わりません。
ちゃんと手を休めて正対して相手の目を見ながら、“なるほど”、“それで”とかのプラス言葉の相槌を打ち、
“大変だったね”と同じ方向を向くことが大事です。
“仕事が終わらないから残業してくれないか”と言われれば、友達とのプライベートな約束もあったりとかで
嫌な思考が先立つものですが、“今日は残業する時間的な余裕などはないだろうね?”と、
同情気味に聞かれれば、気持ちよく何とかOKしたくなるものです。少なくとも従順になりますよね。
命令と依頼は、反応も180度違ってきます。心を一つにする仲間だと思ってもらえることが大事です。

2EDUCATE(教育する) 良いところを見つけて引き出してあげる。


EDUCATIONの語源であるEDUCOとはラテン語で引き出しの意味です。
知力・精神力・品性・能力を引き出してあげる。あなたには百四十六億個の脳細胞という引き出しに、
他の人が持っていないこんな素晴らしい力があるのですよと、教えて育てる。まさに“教育”ですね。
これが“脳力開発”ですよ。そんなことをしたら人に笑われるとか、失敗するよ、人に遅れる、捕まるなど、
バスに乗り遅れる式の尻タタキで教えるのは教育ではなくて“恐育”です。これは“NO力開発”になります。
ムチで叩いて馬を水のみ場まで連れて行くことはできても、水を飲ませるには相当の負のエネルギーが消耗される
ことになりますが、自身を発見させて自信を持たせると強大な自家発電のモーターに変わる。
モチベーションとモーターは語源も同じです。
EDUCATIONは身につけるプロセス、TRAININGは一定期間に目的を持って行う実質的な訓練、
INSTRUCTIONは学校などでの組織的な教育──の違いがあります。
外から与えられた強制と、内面から生じたヤル氣では雲泥の差があります。
 生きていく上では、学問も含めた知識力、実践である技術力、人間性である徳、この三つが必要ですが、
もっとも重要で基本になるのはやはり人間性ですよね。十人十色、誰でも必ず良いところがある。
それを見つけて伝えてあげる。これは口に出して言うことが肝心です。人が云うと書いて、伝える。

3ASSIST(協力) 惜しみなく支援してあげる。


アシストとは、人の仕事などで補助しながら手伝うことです。
人間と書いて、人と人の間。人は一人では生きてはいけないし、やりがいもなければ面白くもない。
そばにいて、必要な時にはいつでもアドバイス、支えになりますよというスタンスです。
私はひとりではないんだという安堵感が力を沸き出させてくれる。
ニュアンスが少し違いますが、HELPは具体的な目標達成のために必要な積極的援助、
AIDは困っている弱者に助ける強い側の者が与える・・・そんな感じですね。
養豚業者の方から聞いた話ですが、豚は一匹だけ飼うと豚にならないそうです。
複数で飼うと食べ残すどころか、奪われまいと競って食べるから豚らしくなるそうですね。
競争相手のいない長男はのんびりと育って、二番目は立ち回りが早いのと似ています。
江刺の稲というのもあります。用排水路にエキストラとして残された苗が全く管理されていないのに、
手をかけて育てた田んぼの稲よりもたくましく立派に育つ、ということです。
ですからあまり手をかけすぎるのも考えものですね。つかず離れずの距離でしょうか。
振り返ったら温かく見守っていてくれる仲間がいつもいる安心感ですね。
機内の仕事でも、キャビン・ウオッチング(CABIN─WATCHING)と言って、
お客さまがお休み中にスチュワーデスが椅子に座って何か用があるお客さまに備えて待機している。
ウオッチングは見張りの意味ですから、これは定点観測ですよね。
私は、これを自らお客さまのそばに常に出向いて何か用はないか御用聞きをしなさい、
キャビン・パトロールをしなさいと言っています。すると、お客さまは安心してお休みになれる。

4DISCUSS(話し合う) 仲間として、より良い方向を探すために話し合うこと。


方向とは目標・目的と言い換えても良いでしょうね。
何のために今これをしているのか? どこが当面本人の満足するに足りる目指すターゲットなのかを
明確にするためにも話し合って煎じ詰めておくことが必要です。現在の自分だけに視点を定めていると
方向が見えなくなる。自転車と同じで前輪の足元だけを見ていると運転もふらついてしまう。
遠くを見ているとスイスイと行ける。目標設定を共に話し合うことで、よりクリアになるわけですね。
誤った目標設定のやり方は、今の仕事は自分に合わないから転職しようかなとかで、
単なる現状への不満からは始まり、やるべきことが曖昧なままで前に進もうとすることです。
そのうち貯金が貯まれば、そのうち主任に昇進すれば、将来は課長になれるだろうから、
そうなった頃には独立して・・・などを基盤として発想するから、現在やっていることが忍耐の流れ作業の
一つでしかないことになる。そのうちと、いつかは、実現しません。良い目標設定は、まったく逆の手順です。
まず自分なりの人生の最終ゴールをある程度クリアにしてから、現在の自分のやるべきことを細分化して
たどり着く方法ですね。十年後には課長で貯金は五百万円、それ以前の今から五年後には主任になって
貯金は二百万円、二年後には係長になって貯金は最低百万円。では、その為には今日は何を
どうすれば良いのか? いますぐに取り掛からなければいけないものに気づきますよね。
例えば、一千万円の貯金をしたいといきなり考えると、とても今のままでは無理だと思いますね。
そこを細分化して、五年計画にしてみる。すると一年で二百万円の貯金となる。一ヶ月に十六万七千円。
それを三百六十五日で割ると、一日あたり五千四百円の貯金をすると可能だと分かる。
では、今の状況で一日あたり五千四百円を稼ぐことは絶対に不可能かというと、どうでしょうか。
無理だと言う前に、なぜデキナイかではなく、どうすればデキルカ!を考えるように仲間や自分と話し合ってみる。
そうすれば、そうだ、テレビを観たり、寝ている時間をセイブして一日に数時間でも○○をやればできるかも知れない!
となるわけですね。土日や祭日を入れると一年間の三分の一は休日です。三年で丸一年間が休みなのですよ。
月間十日間の休みしかないと思うか、十日間もあると思うかで大きく違ってきます。十日間の休みの間に、
一日あたり一万六千七百円を稼ぐと可能。とすれば、極端な例ですが、近くのクラブに出かけて
時給三千五百円ぐらいのところで夕方から夜にかけて手伝えば直ぐに可能なわけですよね。
いかに時間を有効に使うかを考えるようになる。百年カレンダーを作ってみると良く分かりますよね。
百年後だと当然いまの自分は生きていない。でも、来年、三年後、五年後、十年後、二十年後、
五十年後・・・と自分の年齢を書き込んだ表に、その年齢で何をしているか、何をしたいのかを記入し、
その年には自分の配偶者・子供・親の年齢や予想状況も書き込んでみる。
それを見るとある年齢では親もいなくなっているでしょうし、孫が大きくなっているかも知れない。
要するに、自分の一生を大所高所から俯瞰することになるわけですから、果たして自分の一生はこれでいいの
だろうか?と愕然とするかもしれませんね。
本田宗一郎さんは、こう言っています。二階に昇りたいなあ、ではまず昇れない。
どうしても二回にのぼりたいと強い願望を具体的に持てば、そこでハシゴを考えつく、と。
話し合っているうちに、様々なアイデアがどんどん出てくるものですよね、三人寄れば文殊の知恵。
ここで気をつけなくてはいけないのが、日本人はDISCUSSが苦手なんですね。
会話の種類には大きく分けて七種類もある。
CHAT(くつろいだ談笑)→TALK(打ち解けた会話)→DISCUSS(あらゆる角度から論じる)
→DEBATE(反対賛成を議論討論する)→ARGUE(お互い自己主張で口論する)
→QUARREL(腹を立てての口喧嘩)→CONFLICT(ののしり合いの衝突)、と変化する。
ところが日本人は、TALKまでは何でもないが、DICCUSSあたりで感情を交えるようになる。
個人主義や自己主張の欧米諸国や中国人と違って、和をもって尊しとする大和民族だから、
ナアナア主義の譲り合い、あるいは意見の相違からできるだけ逃げてしまおうとする。
それでも相手が食い下がると、いつのまにか感情的になって、いきなりQUARRELで立腹してしまう。
そしてしまいには、お前のおっかさん出ベソ!と、喧嘩別れになってしまいますよね。
ですからそこで気をつけなくてはいけないのは、話し合いはあなたの相談なのですよ、と常にスタンスを崩さないことです。

5EVALUATE 惜しみなく誉めて評価してあげること。


誰でも、良かれと思って日々行動をしているわけですよね。
服装やヘアスタイルにしても、発言内容にしても、もちろん仕事でもそうです。誰も他人さまから否定されようと
思って振る舞いをしているわけじゃない。認められようと努力しているのですから、口に出して評価してあげる
ことが最高のプレゼントになる。
イチローのお父さんは、イチローが小さい頃から野球を教えるときにはボールをバットに当たるところにしか
投げなかったそうです。そうすると、イチローはバットを振れば必ずヒットするはず、当たってあたりまえ、
当たらないのがおかしいとインプットするわけですね。
プチ成功体験、勝ち癖の積み重ねは更なる自信を植え付け、野球が面白くて仕方がないようになる。
自信とは、自分を信じること。誉められ続け、評価されて一流へ一直線に走る。
普通だったら自分の子供を野球選手にしようと思ったら、難しいボールを投げて、野球は難しいのだ、
世の中はそんなに甘くはないのだと教え込もうとするでしょうね。そうするといくらバットを振っても、
簡単に当たらなくてもあたりまえだとインプットされてしまう。当たらないと叱られて萎縮し、
自らの評価をどんどん下げて嫌になっていく。“はじめの一歩”をどこでどのように踏み出すかで、人は大きく変わる。
それは母親や父親などの身近な家族に影響され、社会では人生の師とする人との巡り会いで決まる。
評価され、誉められて成長し、自信を持って邁進する人格を形成する。“だからダメなんだ”と士気をそぐのではなく、
“だからこそ”と前向きに応援してくれる仲間であるかどうかが問われますよね。

6REVIEW  復習・反省し、誉めて力を倍加させる。


孔子は、“過ちを悔い改めざる、これを過ちと言う”と言っていますね。
失敗した過ちの部分を指摘して、だから言わんこっちゃない!と非難するのは誰でもできる。
どんな些細なことでも必ず誉める箇所はあるはずだから、それを探して、まず良いところを誉める。
 良いところを認められ、誉められて怒る人はいない。気分を良くして心を開いたところで、あの部分でもう少し
こうすれば、結果ははるかに良かったのじゃないかな、だから次回はもっと上手くいくはずだよ、あなたにはきっとできる!
と優しい母親みたいに自信を持たせるようにアドバイスする。
 失敗者は一回の失敗で諦め、成功者は十回の成功でも次の成功を夢見る。

納得の読み物です


↓↓↓


あなたの「人格」以上は売れない!―国際線チーフパーサーが教える好かれる人の「心配り」/黒木 安馬

¥1,500
Amazon.co.jp