こんな病院、辞めてやる。
お医者様の前に座ったら、自分の身体の悪いところは全て分かってもらえる。
そんな風に思っていらっしゃる方は意外と沢山みえるもの。
そんな神みたいなお医者さまも居るのかも知れない。
私の勤めていた病院の院長は、看護師より、医療事務員より的外れな診断を下す人。
我ながら、よく頑張ったと思う。
何故私が、ここで働き続けたかというと。
『院長が、とんでもないヤブだから。』である。
えっ?と思われるでしょう。
凄い評判の良い開業医で働いた事もある。
やりがいとは裏腹に、評判のいい病院は絶対定時には帰れない。
そして、休めなかったのである。
今の職場はどうかと言うと、忙しくない。
定時に帰れる。
有給休暇は全て消化できるのだ。
法人だから、給与も安定していた。
倒産の心配もない。
代わりに失ったモノがある。
心と健康。
患者様とのこんなやりとりは日常茶飯事だ。
『子供が風邪をひいて・・・』
『すみません。
院長が子供は診れないと言っておりますので・・・』
『えっ、ここって小児科ですよね!?』
『専門では無いので、すみません・・・』
穴があったら入りたい。
看板から小児科という表記を消してくれないかと事務長に訴えたこともある。
『俺分からんもん』
『そんなん診れんし』
が、院長の口ぐせ。
割り切って働いて15年とちょっと。
段々と心が軋み出し、胃カメラを飲むハメに。
その検査の帰り、事務長に辞意を表明してきました。
『辞めさせて下さい』
辞めると決めたから、今まで言えなかった事を吐き出そうと思う。
私は怪しい医者の元で働いていたので。
この医者怪しい。と思う方には、声を大にして言いたい。
『セカンドオピニオンをオススメします』
