母の日に思う事の続き



子供の幸せを願うなら、親の(少なくとも母親の)教育レベルを上げる必要があると
強く感じている所で昨日は終わりました。

以前にカンボジアにボランティアで訪れた際
現地の通訳とガイドの青年に出会いました。
彼は自分の受けた教育について話してくれました。

彼の家は兄弟姉妹が多く、親に教育して貰う事が出来ませんでした。でも彼はそれを当然と考えていました。(彼の家庭の状況からは教育費は捻出できないと分かっていました。)
でも頭のいい彼はどうしてもきちんとした職に就きたいと考えていました。

そこに日本人のある人が通訳やガイドを養成する学校を作ってくれたのだそうです。
山本さんと言う方です。

2年間住み込みで日本の文化を学び
日本語を学び、ガイドについても学び、
その間の全ては無償だったそうです。
常時100人以上の生徒がいたそうです。

彼は一生懸命勉強して、通訳とガイドになったそうです。そして次に彼の話した事に、私は心を強く打たれました。

一時的にお金を貰って飢えを凌ぐのではなくて、教育してくれたことは私の一生の糧にななりました。それはこの上ない彼の人生への贈り物になったと。

彼はその時通訳とガイドの仕事をしつつ、親に送金し、それから大学に行く為のお金をためていました。そして昨年念願かなって大学に入ったと連絡を貰いました。

将来は政治家になることを考えているニュアンスでした。

人間は誰かの援助でこんなにも救われ
更に教育を受けることにより
社会を造る人材になりえることが出来ると思いました。

教育の重要性に改めて気付かされた瞬間でした。

私は日本の社会でも、貧困が負の連鎖を招かないような、希望を見いだし何とか生きる糧を得られるようにバックアップするシステムが出来ないものかと考えています。

でも今私が協力出来ていることはボランティアと金銭的な事くらい。。。

まだまだ長い道のりですが、出来ることがあれば協力していきたい私です。