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「御用聞き【えみこころ】」の商店街再生プロジェクト!【前編】


こんにちは!
お久しぶりです。足立です。


展示会後の怒涛の営業ラッシュを走りぬき、
ようやく社内外の状況が一段落した今日この頃。

展示会に出展するということは弊社にとって初めてのことで、負担も大きいものでしたが、
予想以上に多くの人からお声がかかったことは、
2年前からオープンソースに取り組んできた弊社にとって、とても勇気付けられる出来事でした。

また今日から、地域活性化・商店街活性化についての情報を発信していきたいと思います!
よろしくお願いします!


さて、今日のトピックは「御用聞き」

以前にも京都・宮津市の御用聞きについて触れたことがありましたが、
去る12月14日、私は「御用聞き【えみこころ】」という商店街再生プロジェクト
立ち上げておられる「森本 栄美さん」のお話を伺ってきました!

実は私と栄美さんはTwitter上でかねてからの知り合いでして、
「またお会いしたいなぁ」とお話していた矢先、先日の展示会で知り合った、
和歌山県の地域活性化に携わっておられる方が栄美さんと旧知のお知り合いだそうで、
その繋がりから今回栄美さんと私が面会するに至ったのでした。偶然!
世界って狭い…そしてTwitterのコミュニケーション力恐るべし(笑)


そういう経緯で始まった面談でしたが、今回は私の知らない側面の「商店街活性化」を
たくさん知ることができたと感じています。

まず、栄美さんの活動について。
栄美さんはもともと自転車で地産品の出張販売をしておられた人で、
ターゲットは50代以降のお年寄りの方。ここが今日のポイント!

「おはようございます!」と声をかけながら、これまで多くのかたがたと
コミュニケーションをとってこられました。

その出張販売を通して栄美さんが感じられたのは、
足腰が不自由で商店街に行くにも大変で、閉じこもりがちな地域住民・お年よりの方が
本当に求めておられるのは、「一人一人に合った商品」
そしてなによりも、「対話」だということ。

   現在の商店街にはスーパーのような豊富な品揃えがなく、
   わざわざ出向いても、満足のいく商品がそろえられないのが現状です。

   しかし、本来なら地域に密着した商店街こそ、地域のお客様のニーズに応えた
  
きめ細かいサービスのできる買い物媒体のはずで、
   外出する住民の交流の場になれるのも地域・商店街のはずです。

地域住民と商店街をつなぐ、本来あるはずの「つながり・きずな」というものが失われかけている。
それなら、自分がお年寄りの細かいニーズを聞き取り、
それを商店主さんに伝える「地域住民と商店街の橋渡し」に
なろう!
とはじめられたのが聞き取り調査サービス「えみこころ」なのです。

   「この店に来れば自分のほしいものが買える」とお客さんに思ってもらうことができたら、
   そのお客さんはリピーターになり、お店とお客という関係は、ひとつのコミュニティになり、
   地域住民・お年寄りのよりどころになります。


長年出張販売を行ってこられた栄美さんだからこその【発想】だと感じました。 

   もちろん、この取り組みには商店街の店主さんたちにも協力をしていただくことが 必須です。
   しかし、日々の商売に必死でマーケティングをする時間がない店主さんには、
   「これを仕入れれば売れる」という商品を知る機会というのは貴重なはずです。
   リピーターがつくというのもメリットですしね。


また、栄美さんがこれまで関わってこられた地方の生産者さんは、
都会の商店とのかかわりを持つきっかけを得ることができるかもしれないし、
生産者さんと商店主さんのかかわりから新たな販売方法が生み出されるかもしれない状況があります。


「ご自身の出張販売で売られている商品の販路を増やす」ためにこのプロジェクトを
立ち上げられたのではなく、
「閉じこもっている人をひっぱり出して、商店街と地域住民をつなぐ」ことで生まれる
「コミュニケーション・対話」を目的に立ち上げられたプロジェクトだ、ということがとても印象的でした。
(利益を得るということをどこで行うか、は今後つめていかないと…だそうです)



    (長くなってしまったので後編に続く!)