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「あびんこなう」、ツイッターを使った地域ポータルサイトの地元革新!その②

こんばんは!足立です。
ちょっと時間的に遅くなってしまったけど、三日連続連載の二日目です。
「あびんこなう」インタビューの続きです。





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その②「「あびんこなう」の対象者は誰か?」

「あびんこなう」は地域HPの一部としてツイッターを使用しているとのことでした。
では、サイトの対象者はあびこ地域の人になるのですか…?

あびこ・タダノ:「そうですね。外部の人に来てもらって地域・商店街を活性化する、というのは
          あくまでサブ的な目標で、メインは地域に住んでいる人を対象にしています。
          私自身、地元に暮らしていて、いままで知らなかった美味しいお店や面白い人が
          たくさんいることに気付いたんです。遠くばかり見て、近くのいいものを見ないのは
          もったいないですよね。だから、個人的には、“地元を徹底的に使いたおす”というのが
          テーマです。

…とのこと。「あびんこなう」のトップページにも書いてあることですが、
「地域活性化」=「地域の人に関心の目を向けてもらい、地域の人をお客さんにしたい」という考えを
持っていらっしゃるお二人。
「外からお客さんを呼び込んでくる」という地域活性化の発想が多い中、
地域の人を一番のお客さんと考えられた理由は何なのでしょうか?

あびこ・笠井:「この商店街は人通りは多いんだけど、物が売れる訳ではないんです。
         住民の生活道路として使われているため、素通りしてしまう人が多くて…。
         でも、呼び込める「人」は目の前にいるんです。価格に敏感で、若い家族連れも多い
         この地域の住民の足を、どうやって商店街に止めさせるか、ここがあびこの課題だと
         考えているんです。

確かに、実際に商店街に足を運んでみて感じたのは、人の流れが既に出来ている、ということ。
環境的には恵まれているといえるこの地域で、もともとある人の流れを地元商店に呼び込むこと、
それが「あびこ」の発展につながると考えておられるのですね。


また、「あびんこなう」は「地下鉄あびこ中央商店街」が立ち上げたサイトですが、
「メイン」となる対象者は「あびこ」の人であって、「地下鉄あびこ中央商店街」の人に限られてはいません。
立ち上げ費用なども負担する商店街が、「地域住民」を対象としたポータルサイトを立ち上げたのは
なぜなのでしょうか?

あびこ・タダノ:「複数の商店街が共生している地域で、その中の一つの商店街だけを取り上げるより、
          「地域全体」をカバーしたホームページのほうが、住民にとっては利用価値があるのでは
          ないかと考えました。そして、それによって地域全体が盛り上がれば、ホームページを
          主催するあびこ中央商店街にも、きっといい影響があると思うんです。」

…とのこと。誰が取り組むか、誰を対象にして取り組むか、誰がお金を出すのか、ということは
いつでもシビアな問題ですよね。

こういうやり取りを乗り越えながら、「あびんこなう」は今後どういうHPにしていくか、
どういう位置でITの力を生かしていくか、意見をまとめながら模索中なんだそうです。  


私は、Twitterというと「広域でゆるいつながり」をイメージすることが多かったのですが…
なるほど、「地域の人」用に集めたつぶやきを記載すると、地域の人用のタイムリーな情報を
集めたサイトになる。

利用者が増えていった時、「あびんこなう」は地域の人にとってどんな交流の場・情報収集の場に
なるのでしょうか。今後の展開がとても楽しみです。




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明日につづく!