LIBERTE店長ブログ

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◆馬の生まれつきの特徴

白斑(生まれつきの顔や四肢にある白い模様)や異毛班(背中や体にある白い模様)や旋毛(つむじ)が生まれつきあります。白斑や異毛班が全くない馬も中にはいますが、だいたいは生まれつきもった模様があることが多いです。

顔の模様や四肢の白斑の長さには難しい名前がついています。覚えるに越したことはありませんが、まずはこの白斑の特徴を目印に馬を見分けるようにしましょう。

蹄の色もさまざまな色があり、個体鑑別に利用することができます。真っ黒の蹄をもつ馬もいれば白にちかいベージュ色があったり、縦じまが入っていたりする蹄があったり、四つの蹄の色がすべて同じ色でない馬もたくさんいます。
 
◆後天的な特徴

後天的な特徴も個体鑑別の為に用いられます。烙印や入墨、鞍痕や腹帯の後にも白い毛が生えてきたりすることがあるので後天的な特徴のひとつになります。

烙印は肩やおしりのあたりにあって、ある厩舎や群に所属していることを表す場合や、群れの中の番号を意味していることもあります。凍結烙印というものもあり、盗難防止に使われる確実な個体鑑別の方法です。どの馬なのかをその番号から特定することができます。

最近ではマイクロチップを体内に埋め込んで識別する方法もふえてきています。

 

◆馬の毛色

馬の毛色には代表的なもので芦毛、栗毛、栃栗毛、鹿毛、黒鹿毛、青鹿毛、青毛等があります。

【芦毛】 生まれたときの毛色(原毛色)は栗毛、鹿毛、青毛であるが、体全体に白い毛が混ざっていて、歳を重ねるごとに白い毛が増えていく白い馬。皮膚の色は黒。

【栗毛】 うすい金色から赤い金色まで様々なバリエーションがある。基本的には褐色がかった黄色で、まえがみ・たてがみ・尻尾は被毛よりも濃い色~白に近い色まである。

【栃栗毛】 栗毛のもっとも暗い色。

【鹿毛】 赤っぽい被毛でまえがみ・たてがみ・尻尾と四肢の下の方が黒い馬。

【黒鹿毛】 黒と褐色が混ざった、黒い毛の多い鹿毛。

【青鹿毛】 全身ほとんど黒色で、太陽にあたるとかすかに褐色がかる毛色。

【青毛】 全体に黒く、太陽にあたると青く見えるほど濃い黒色。

ほかにもパロミノ(金色)、白毛(生まれた時から白色で皮膚はピンク)粕毛(地毛に白い毛が混ざるもの)、ぶち毛(班が不規則に存在しているもの)など様々な毛色を持った馬が存在します。

◆遺伝で決まる馬の毛色

馬の毛色は基本的に遺伝で決まります。馬の毛色の遺伝において、芦毛(白)は青毛(黒)・鹿毛(黒茶)・栗毛(茶)に対して優性で、鹿毛は青毛に対して優性、栗毛は他のすべての毛色に対して劣性です。

◆馬の体格

馬の体型は品種によってさまざまです。体高が80cmほどのペットとして飼われるファラベラがいたり、体高が170cm以上もある馬車などをひくときに活躍するペルシュロンがいたりと、利用目的によって異なります。

◆馬の身長

馬の身長のことを体高(たいこう)といいます。馬の体高は地面から背中のぼこっとしている骨(き甲)までの高さのことを指します。き甲の高さは馬が頭を動かしても変わりません。

◆馬とポニーの違い

馬とポニー、見た目の形は一緒です。それでは馬とポニーはいったい何が違うのでしょうか?

馬とポニーの違いを分けるのは大きさです。一般的に大人になっても体高が147cm以下の馬をポニーと呼びます。大人になっても体高が147cmよりも大きくならない品種の馬もいますが、『ポニー』という品種があるわけではありません。

◆馬体の名称

馬体の名称についてのサイトを参考にしてください。→馬体の名称

頭部と肢まわりとき甲がわかっていれば普段馬に乗ったり、接したりするのには特に問題はありません。しかし、全国乗馬倶楽部振興協会や日本馬術連盟が実施するライセンスの筆記試験に各部の名称について問われる問題が出題される場合があるので、一度目を通しておくといいでしょう。

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