ニーハオ、ヨモケンです。

先週、台湾に行ってきました。



世界一蹴の旅では訪れなかった台湾ですが、

今回は、

「アジア各地で活動する日本人草サッカーチームが年に1度、一堂に会する大会がある」

というのを聞きつけ、

また、

「人数が足りないから、是非うちのチームで出場して欲しい」

というリクエストを仰せつかまわりまして、

「はい、じゃあ行きますよ」

と無職ならではのフットワークの軽さを示してみました。






そのチームとは、旅の最中にバンコクでお世話になったバンコクユナイテッドというチーム。

今回は諸事情から、「アユタヤユナイテッド」とチーム名を変え、急遽参加することになりました。

※チームの大多数がアユタヤおよびバンコクから台北入り。OBや僕みたいなのが数人日本から台北へ向かいました。






台北の街は僕にとって、2回目。

その昔、2005年に2泊3日で遊びに来たことがあります。


ところで、皆さんの台湾のイメージってどんなでしょうかね?

僕自身、当時はまったく中国に興味がなく、中国本土と台湾と香港の違いなんかについてもよく理解してませんでした。

世界一蹴の旅-アレックス
僕の中国勤務時代の同僚アレックスと市内観光




世界一蹴の旅-101外部
台湾のランドマークタワー、「台北101」



世界一蹴の旅-101内部
中はオフィスや展望台以外にもこんなショッピングフロアも



台湾という国、台北という街は、親日の人たちでいっぱい。

最近、日中関係がまた悪化してますが、台湾という国(?)はまた違うロジックで動いています。

世界一蹴の旅-らぁめん
日本のラーメン店も大盛況


世界一蹴の旅-アニメイト
安利美特 = アニメイト


もしも、中国本土の人たちにも反日感情があまりなければ、いまごろ日本と中国、ひいては韓国あたりも含めた東アジア全域の経済・文化の状況はまったく違うものになっていたでしょうね。

そんな日が来ることを祈ってます。









さてさて、そして、いよいよ大会の話。

98年に始まり、「J-Asia」と銘打たれたこの大会は今年で14回目。

基本的に毎年1回、アジアに点在する日本人チームが開催国に集まり、土曜日丸1日をかけて1dayトーナメントが開催されます。

今年は過去最大の16チームが集まりました!

台北、シンガポール、バンコク、ジャカルタ、マニラ、サイゴン、ハノイ、ソウル、クアラルンプール、デリー、上海、香港、華北(北京・天津・大連)、華南(広州・深セン)、

そして、アユタヤ。


選手だけで300人以上、同伴の家族を含めると約400名もの日本人が週末に一気に集合しちゃうというなんともすごい大会なのです。

※ 僕も世界一蹴の旅を通して、バンコク、上海、大連、広州、香港のチームにお世話になってきたので、なんだか知っている方々ともたくさん再会できて嬉しい大会となりました!またデリー(インド)の方にも声をかけられて、「ブログ楽しかったです!」なんて言われちゃいました。なんだか嬉しかったです。


こんな大会があるのに、Webで検索しても、誰も情報を書いてないというもったいなさ。

そんなことから、今回久々に筆をとることにした次第です。







なにせ16チームの大会を1日で終わらせる必要があるので、朝もはよから始動します。

当日は早朝5時起床、5時半にはホテルに迎えに来た選手用バスに乗り込み、会場まで移動します。

※なにせホスト国以外のチームにとってはまったくのアウェーの地なので、土地勘もないわ、言葉もしゃべれないわで、会場への移動などにはバスが用意されています。

世界一蹴の旅-早朝バス
ちょっとしたプロ選手の気分が味わえますw



そして、バスに揺られること15分。

街の中心部を流れる川沿いの河川敷にある芝生のグラウンドが大会会場です。

世界一蹴の旅-朝のアップ
パッと見、影の形が夕方っぽいですが、早朝ですゆえ




3面あるピッチの脇には、日よけの選手用テントが用意されます。

世界一蹴の旅-テント
なにせ300人ですから、すごい様相



そんなこんなで7時には開会式が行われ、いよいよ第一試合がキックオフ!

世界一蹴の旅-キックオフ
台湾人の審判も用意されてました。英語も操ってきます。


ちなみに、この大会、全チーム予選リーグと順位決定トーナメントの6試合をこなす必要があります。さすがに1日ですべてをこなすため、1試合は20分一本で行われます。(ただし、決勝トーナメントは25分一本、決勝戦に限り20分ハーフ)



第二試合が我々の初戦となったわけですが、そんな我らがアユタヤ・ユナイテッドも試合前に記念撮影!

世界一蹴の旅-BU集合写真
やたら背番号が重くて、3軍みたいですw



初戦は、ベトナムのハノイチーム。

我々アユタヤチームは終始押していましたが、最後の数分まで得点が奪えず、0-0でこのまま引き分けかと思いきや、

相手ディフェンスによるゴールキーパーへのバックパスがそのままゴールに入ってしまう、という奇跡的なハプニングが起こり、

見事、初戦を制しました!!





会場には大会スポンサーのキリン・タイペイさんがドリンク販売コーナーを出店していて、ちょっとにぎやかな雰囲気に。

世界一蹴の旅-キリンガール
キャンペーンガールも来てました!



また台湾特有?の出し物でしょうか。

なんと街のマッサージ屋さんが出張してきていて、マッサージサービスをやってました!

世界一蹴の旅-マッサージ引き
こんなサッカー大会観たことないですw


世界一蹴の旅-マッサージアップ
ちなみにこのマッサージ屋には志村けんがよく行くらしく、お店のロゴにもたくさんのバカ殿があしらわれています。いいのかなw




というわけで、第二試合も、相手のPKが外れるなど、ミラクルがおきまくり、終わってみれば1-0で2連勝。

第三試合も、オウンゴールで一点献上するも、手堅く1-1の引き分け。

3試合終わったところで、勝ち点7をゲットし、予選リーグ最終試合を待たずして、グループリーグ1位通過が決定。

なので第四試合は、サラッと流して、試合終了。結果0-1の敗戦でしたが、ゲームプラン上、まったく問題なし。

ワールドカップのグループリーグで2連勝し、サッサと予選通過を決めてしまって、3戦目を悠々と流せるチームの気持ちが痛いほどわかりました。



そして、迎えた準決勝のソウル戦も見事に無失点勝利(1-0)を飾り、

なんと誰もが予想しなかったアユタヤチーム、まさかの決勝戦進出!!!







そしてそして、決勝戦は、対香港チーム戦。

相手はベンチに20人くらい控えがいました。

対するアユタヤチームは3人。

もはや満身創痍のアユタヤチームでしたが、試合はというと、ややアユタヤペース。

そして、40分フルタイムが0-0のまま終了し、優勝決定はPK戦へ。






香港チームのシュートが2回に渡って枠を外すも、ともにうちのGKの動き出しが早いということでやり直しに。

まるでいつぞやのゼロックススーパーカップの鹿島アントラーズの猛抗議を思い出すようなクレームを審判に入れるものの、判定はくつがえらず。

しかし、アユタヤのキッカー5名が全員ゴールマウスにボールを蹴りこむ中、香港の最後のキッカーのシュートがアユタヤGKに弾かれる。

ここで試合終了。

なんと、優勝しちゃいました!!!!




ヨモケン、J-ASIA初出場、初優勝です!!

いやー、僕はFWで出場したもののノーゴールで、なんもしてないんですけどね。。

おいしいトコ獲りですいません m(_ _ )m


なんだか世界一蹴の旅の道中並みに“引きがいい”ようです。








といったわけで、これからはホテルに会場を移した閉会式&表彰式の様子を写真をメインにサササっとご紹介。


世界一蹴の旅-表彰式雑感
ホテルの宴会場を貸しきった盛大なパーティ



世界一蹴の旅-表彰式席次
大物芸能人の結婚式かってくらいの規模です




参加全チームが順位の下のほうから壇上に呼ばれ、表彰されていきます。


そして、、、

世界一蹴の旅-MVP
優勝チームには名誉あるメダルが全員に!



世界一蹴の旅-優勝カップで一気
伝統ある優勝カップでイッキをさせていただきました!



世界一蹴の旅-優勝カップとメダルで
こんなに名誉なことはありません。今年1年アジア王者です。



世界一蹴の旅-川渕C色紙
サッカー協会名誉会長・川渕三郎キャプテン個人からの贈り物で、こんな色紙も頂きました!



表彰式が終わって、時に午後21時。

各自、三々五々と夜の台北の街へ繰り出していったわけですが、

いかんせん、5時起床で、炎天下の中、わずか14人で合計145分間プレーを続けた我々、、、

最後は力尽き果てました。

世界一蹴の旅-おやすみ
こんなに幸せな夜はありません






最後に、予選リーグと決勝トーナメントの結果を貼り付けておきます。

世界一蹴の旅-リーグ戦結果


世界一蹴の旅-トーナメント結果





最下位チームが次回開催地の幹事を行う、というJ-Asiaの掟により、次回来年の開催地はクアラルンプール(マレーシア)に決定しました。


来年もきっと参加していることでしょう・・・。

また、ミラクルがおきることを願って。



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